やっと分かった!α7シリーズの
中央ボタン押しロックオンAFの使い方

2016/11/24: 発行



索引
はじめに
3通りの起動方法
使用方法
疑問解消
ロックオンAFとの違い
まとめ

はじめに


α7シリーズを使い始めて数年経つのですが、使い始めからどうしても良く理解できなかったのが、中央ボタン押しロックオンAFです。


マニュアルを読むと、以下の様に書かれています。


被写体を追尾してピントを合わせ続ける事を”ロックオンAF”と呼ぶのは分かるとして、なぜここに”中央ボタン押し”という名称が付けられているのでしょうか?


コントロールホイールと中央ボタン(●印)

ご存じの様に、この中央ボタン押しロックオンAF機能は、以下の表の様に中央ボタン以外のカスタムキーにも登録できます。


にも関わらず、なぜ中央ボタン押しロックオンAFと呼ぶのでしょうか?

またもしこの中央ボタンに、別の機能(例えば瞳AF)を登録すると、この中央ボタン押しロックオンAFは使えなくなるのでしょうか?

また、そもそも本機能を使うには、どういう設定をするのが一番良いのでしょうか?

長い間モヤモヤしていたのですが、ようやくその使い方を完璧に理解できましたので、同じ様に悩まれている方のために、その全てをご説明したいと思います。


3通りの起動方法


それでは先ず、中央ボタン押しロックオンAFの起動方法からお伝えしましょう。

この機能を起動させるには、以下の3通りの方法があります。

実はこの説明がマニュアルには一切無いので、ユーザーが混乱するのです。

起動方法A


撮影設定のメニューの中からこのメニュー(中央ボタン押しロックオンAF)を呼び出して、入を選択して決定ボタンを押したとき。


起動方法B


中央ボタンを含むいずれかのカスタムキーに中央ボタン押しロックオンAF機能を登録して、そのボタンを押したとき。

起動方法C


中央ボタンにスタンダード機能もしくは中央ボタン押しロックオンAF機能が登録して、中央ボタンを押したとき。


なお起動方法B、Cの場合、フォーカスエリアがワイドで、且つ中央ボタン押しロックオンAFが入でなければ、本機能は起動しません。

ちなみに起動方法Aの場合は、強制的にフォーカスエリアがワイドになり必ず起動します。

また起動方法Cのスタンダード機能については、詳細を後程お伝えします。


使用方法


それでは次に中央ボタン押しロックオンAF機能の使用方法です。

①前述の3つの方法で中央ボタン押しロックオンAF機能が起動すると、画面中央にターゲットマークが表示されます。


②このマークを被写体に合わせて、中央ボタン(コントロールホイールの中央ボタン)を押します。

すると以下の様に白枠が表れて、被写体を捕捉します。


③この白枠は被写体が画面の中を動いても捕捉を続け、その状態でシャッターを半押しすると、白枠が緑枠に変わり合焦を知らせてくれます。


このままシャッターボタンを押せば、動いている被写体にピントが合った状態で写真が撮れるという訳です。

ちなみ中央ボタン押しロックオンAFが働く状態になっていたら、モード変更あるいは表示の変更をした直後にロックオンAFが有効である旨の表示(●ロックオンAF)が表れます。


気が付いていましたでしょうか?




疑問解消


ここまで読んで頂けたら、はじめににあった疑問の殆どは解消したのではないでしょうか。

①なぜ中央ボタン押しロックオンAFと呼ぶのか?


先ず、なぜ中央ボタン押しロックオンAFと呼ぶのかについては、この機能を呼出びだすのに中央ボタンを押すからではなく、この機能を呼び出した後に被写体をターゲットに認識させるために中央ボタンを押す事から来ている様です。

何もこんな名称にしなくてもと思うのですが、SONYの商品企画は他の名称を思い付かなかった様です。

もし本サイトが命名するとなると、照準合致方式ロックオンAFでしょうか。

なぜかについては追々分かって頂けると思います。

②中央ボタンに別の機能を登録するとどうなるのか?


中央ボタンに別の機能(例えば瞳AF)を登録すると、この中央ボタン押しロックオンAFは使えなくなるのかについては、前述の起動方法Aについては問題なく使えます。

すなわちメニューボタンから中央ボタン押しロックオンAFを選択して、入を選択すれば本機能は起動します。

また起動方法Bについては、中央ボタン以外のカスタムキーに中央ボタン押しロックオンAFを登録していれば使えます。

例えば、カスタムボタン1に中央ボタン押しロックオンAFを登録していれば、この機能は使用可能です。

中央ボタンはあくまでも中央ボタン押しロックオンAF機能を呼び出した後に使うので、中央ボタンに別の機能を登録しても使用可能なのです。

ただし起動方法Cの場合、中央ボタンに別の機能を登録すると、中央ボタン押しロックオンAF機能は使えません。

例えば、中央ボタンに瞳AFの機能を登録すると、中央ボタンを押しても中央ボタン押しロックオンAF機能を起動できなくなります。

③本機能を使うには、どういう設定をするのが一番良いのか?


一番のお勧めは、前述の起動方法Cに該当する、中央ボタンにスタンダード機能を登録する事です。

スタンダード機能はカスタムキーに登録できる機能で、マニュアルを見ると以下の様に書かれています。


注:スタンダードは中央ボタンにのみ登録できます。

難解に書かれていますが、これを表にすると以下の様になります。

中央ボタン押しロックオンAFの設定 フォーカスエリアの設定 中央ボタンを押したときの動作
ワイド 中央ボタン押しロックオンAF機能が起動
中央
ワイド AF開始
中央
入&切 ゾーン フォーカスエリアの位置を変更
フレキシブルスポット
拡張フレキシブルスポット

いかがでしょうか?

表にすればかなり分かり易くなったと思うのですが、要は中央ボタン押しロックオンAFの設定内容とフォーカスエリアの設定内容によって、中央ボタンは3種類の働きをしてくれるという事です。

確かに起動方法A、Bでも使用可能なのですが、起動方法Aはメニューの中から探さなくてはならず、起動方法Bは1個のカスタムキーを中央ボタン押しロックオンAF専用に使うので、こちらの方がよほど便利で合理的ではないでしょう。

おまけに、このスタンダード機能は、中央ボタンにしか登録できないのです。

ところがです。

デフォルト(工場出荷状態)では、この中央ボタンには瞳AFが設定されているのです。

思わず何故?、と叫びたくなります。

推測ですが、現場の担当者が折角作った仕様とソフトだったのですが、市場を良く知らない上司がダメだしをして、止む無くマニュアルには載せるものの、デフォルトは瞳AFを登録したのではないでしょうか?

だとしたら、まだSONYショックは続いているのかもしれません。


ロックオンAFとの違い


まとめの前に、やはりこの話もしておく必要があるでしょう。

それはロックオンAFです。

中央ボタン押しロックオンAFだけで十分な様に思うのですが、α7シリーズには更にロックオンAF機能もあります。

これをマニュアルで調べると、以下の様に書かれています。


これを読む限り、ロックオンAFは被写体を追尾するために、その被写体のエリアの大きさを選択してからシャッターボタンを半押しする必要がありそうです。

そのエリアの大きさですが、数えてみると(ワイド、ゾーン、中央、フレキシブルスポットS/M/L、拡張フレキシブルスポットS/M/L)と数(かぞ)えると9種類もあって、さらにワイド以外は場所まで指定しなければなりません。

となると、これを使いこなすには、どれくらいの大きさAFエリアをどこに配置するかを瞬間的に判断する能力と、それを素早く入力するキー入力の早さが求められます。

だったらそれよりも、ターゲットを被写体に合わせる方が、よほど合理的ではないでしょうか。

実際空中戦で敵機をロックオンするのに、敵機のいるエリアの大きさや位置を合わせるのではなく、敵機に照準を合わせるのが当たり前です。


一体なぜ、中央ボタン押しロックオンAFロックオンAFの二つを設けたのは謎ですが、照準を被写体に合わせる中央ボタン押しロックオンAFの方が理に叶った方式である事は間違いありません。

これも推測ですが、感覚的なプロカメラマンからあれもほしい/これもほしいと言われて、面倒なのでだったら全部できる様にしようと思って作られた仕様がこれだとしたら、懸命な我々一般人にはいい迷惑です。


まとめ


さていよいよまとめです。

長くなりましたが、これだけ読んで頂ければ、十分ご理解頂けると思います。

中央ボタン押しロックオンAFとは、中央ボタン押しロックオンAF機能を呼び出した後、中央ボタンを押して照準と被写体と合致させ追尾する機能である。

中央ボタン押しロックオンAF機能を呼び出すには、以下の3種類の方法がある。

起動方法A 中央ボタン押しロックオンAFメニューを呼び出して、入を選択して決定ボタンを押す。
起動方法B 中央ボタンを含むいずれかのカスタムキーに中央ボタン押しロックオンAF機能を登録して、そのボタンを押す。
起動方法C 中央ボタンにスタンダード機能を登録し、中央ボタンを押す。

なお起動方法B、Cの場合、フォーカスエリアがワイドで、且つ中央ボタン押しロックオンAFが入でなければ、本機能は起動しない。

③被写体の捕捉には、ロックオンAFより 中央ボタン押しロックオンAFの方が合理的な方式である。

④この中央ボタン押しロックオンAFの使い方を難解にしているのは、機能の名称の中に操作方法の名称(中央ボタン押し)を使っているためである。

故に照準合致方式ロックオンAFの様にただのロックオンAFと識別でき、尚且つ操作方法と異なる機能名称に変えるべきである。

もしくは本機能をロックオンAFと呼び、他の方式をエリア別ロックオンAFと呼ぶべきである。


本書が貴方のお役に立てば幸いです。




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