((スペックダウンもあるが操作性は大幅に向上)していた)
SONY電波式大光量フラッシュHVL-F60RM

2018/6/14:発行
2018/9/11:更新


はじめに


ようやく発売されました、SONYの電波式大光量フラッシュHVL-F60RM。


α7S IIと電波式大光量フラッシュHVL-F60RM

当初は2018/4/13の発売予定でしたが、理由は非公表ながら5/25に延期されました。

もしかしたら、予想以上の初期オーダーが入って、急遽作り溜めをしていたのかもしれません。

或いは品質問題が発覚したか?

それはともかく、先代の大光量フラッシュであるHVL-F60Mは、夏場にフル発光すると数枚でオーバーヒートして、使えなくなってしまう問題児でした。


α99と頻繁にオーバーヒートした旧大光量フラッシュHVL-F60M

このため止む無く2台のフラッシュを交互に使っていたのですが、その面倒な事といったらありません。

何しろやっとフラッシュの発光と周囲の明るさのバランスが取れたと思ったら、オーバーヒートした途端、また設定を一からやり直さなければならなかったのですから。

おまけにワイヤレスによるフラッシュ増灯も、光制御式だったので明るい日中は諦めるしかありませんでした。

そこにようやく昇温対策が施され、電波制御でワイヤレス可能なフラッシュがリリースされたのです。

待ち望んでいた理由も分かって頂ける事でしょう。

早速購入して数か月使ってみたので、その結果をお知らせしたいと思います。

当然ながら、思っていた以上に良い点もあれば、予想外に残念な点もあります。

ですが、カタログを見ただけでは分からない情報が盛り沢山ですので、かなり楽しめる内容ではないかと思います。


劇的に改善された操作性


それでは先ず、操作性からご紹介したいと思います。


先代(左)と本機(右)の操作パネル

上の写真をご覧頂きます様に、操作パネルを新旧見比べると、ボタン等の配列が同じなので、一見大差ない様に見えます

ところが、ところがどっこい。

操作性は大幅に言うより、劇的に進化しました。

もしかしたら他社の優秀なUI設計者が引き抜かれて、SONYに来たのではないかと思わせる程の出来栄えです。

光量調整の専用ボタン追加


一番大きい変更は、下の写真にあります様に光量調整用の⊕と⊖ボタン(光量レベルボタン)が付いた事でしょう。


光量レベルボタンと光量レベル表示

今まではファンクションボタンを押し、表示画面を見ながら光量調整の項目を選択し、それから光量を設定していたのが、専用の⊕と⊖のボタンで(画面を一切見ないで)ダイレクトに調整できる様になったのです。

これは本当に画期的で大助かりです。

ただし光量レベル表示は、何とかならなかったのでしょうか?

1/2 +0.7と表示されて、フル発光の一歩手前だと誰がすぐに認識できるでしょうか?

できればこの表示の下に、アナログメーターを追加してほしかった。


TTL自動調光とマニュアル発光がボタン一つで切り替えられる


次に秀逸なのはこれです。

SONYの公式HPにも載っていないので、使ってみるまで知らなかったのですが、本機からTTL自動調光とマニュアル発光がボタン一つで切り替えられる様になったのです。


ボタン一つでTTL自動調光とマニュアル発光が切り替えられる

従来は両モードを切り替えるのに、表示画面を見ながら最低でも4回はボタンを押さなければいけなかったのですが、例えばC1ボタンにTTL自動調光とマニュアル発光切り換え機能を登録すれば、画面を一切見ないでボタン一つで切り替えられる様になったのです。

上の写真はフラッシュ1灯を単独で使用している場合ですが、ワイヤレス増灯のときもボタン一つで全てのフラッシュにおける、TTL自動調光とマニュアル発光の切り替えが可能です。

なおこの後、この機能を使う事で、更に画期的な新機能をご紹介しますので、楽しみにしておいて下さい。


ボタンの文字が点灯する


さらに旧モデルは、照明ボタンを押してもボタンの周囲しか明かりが点灯しなかったため、何のボタンか判別できませんでした。

ところが本機からは、ボタンの文字が点灯する様になりました。


本機の操作パネル(左)と先代の操作パネル(右)

涙が出るほどうれしい改善です。


背面パネルの常時点灯


おまけに本機(正確には小型の電波制御フラッシュであるHVL-F45RM)から、背面パネルの照明を常時ONできる様になりました。

これにより、いざ操作しようと思ったら照明が消えるという不満が解消されました。


照射角度をコントロールホイールで調整可能


そして、カスタム設定によって、照射角度を直接コントロールホイールを回して調整できる様になったのも、うれしい限りです。


邪魔なLOCKポジション


と言いながらも、不満が無い訳ではありません。

それが、このON/OFFスイッチの間に追加されたLOCKポジションです。


確かに操作ボタンを全てロックしたい、と思う事はあるかもしれません。

ですが、その頻度はどれくらいでしょうか?

どう考えても、ONにする頻度より限りなく少ないのは間違いないでしょう。

実際筆者はこのLOCKポジションを使った事は、一度もありません。

だったら、LOCKポジションは、一番端に持っていくべきです。

にも関わらず、OFFとONの間にあるのです。

何故LOCKポジションを使わないユーザーが、1段で済む電源ON動作を、2段もカチャカチャやらなければいけないのでしょうか?

それでウッカリ1段しか回さないで操作ボタンを押すと、いきなりロック中の警告が表示されるのです。

更にです。

このLOCKポジションからONポジションへのクリックは、更に重くしてあるのです。

このスイッチを作った設計者は、常識を知らな過ぎます。

単純にキヤノンのフラッシュと同じにした、という言い訳だけはしないで頂きたいものです。


TTL自動調光時の発光量が分かる


さてそれでは、先程お伝えしました更に画期的な新機能をお伝えしましょう。

大した事はないと言われるかもしれませんが、何と本機からTTL自動調光時の発光量が分かる様になったのです。

TTL自動調光とは、ご存じの様にフラッシュの発光量を、レンズを通過した光で制御するものです。

この場合、フラッシュの発光量は勝手にカメラとフラッシュが決めてくれるので、撮影者はどれくらいの光量でフラッシュが光ったのか全く以て知る由(よし)もありません。

このため、撮った画像を見てフラッシュの光量が少ないと思ったら、調光補正でプラスに調整し、多いと思ったらマイナスに調整します。

ですが、既にフル発光している場合、当然ながらいくらプラスに調整しても画像は全く変わりません。

ところが、日中のフラッシュ撮影においては、フラッシュの効果が分かり難いため、無駄に調光補正を行ない時間を浪費する事がしばしばあります。

フラッシュが1灯ならば、チャージランプの点灯時間で判断できるかもしれませんが、撮影の度にチャージランプと睨めっこしているほど、時間と心の余裕はありません。

ましてや複数のフラッシュを使っていると、どのフラッシュがどれだけの光量で発光しているかは、皆目見当がつきません。

前置きが長くなってしまいましたが、本機では従来分からなかった、その発光量がボタン一つで分かる様になったのです。

ではその方法ですが、本機より新たに追加された”TTL発光メモリー”機能を使います。

手順としては、先ずメニュー画面から、”TTL光量メモリー”をONにします。

次にTTL自動調光で1枚撮影します。

その後、フラッシュをマニュアル発光に変更すると、表示画面にTTL自動調光時の発光量が表示されるのです。(下の写真の赤丸参照)


TTL自動調光からマニュアル発光に切り替えると、発光量が表示される

ただし、ここでボタンを3つも4つも押していたら興ざめですが、先ほどお伝えした様に、TTL自動調光からマニュアル発光への切り替えがボタン一つでできるので、発光量があっという間に分かるのです。

ありがたい。

実にありがたい機能です。

できる事なら、TTL自動調光の撮影後は、自動で発光量を表示してほしいとさえ思ってしまうほどです。


オーバーヒート対策


本機の目玉の一つであるオーバーヒート対策ですが、確かに改善されています。

実際夏場の暑い日中に、フル発光で数百枚撮ってみたのですが、電池切れになってもオーバーヒートした事は1度もありませんでした。


夏場の日中シンクロでもオーバーヒートせず(α99 II+HVL-F60RM)

ただしさすがに冷却時間を設けるためか、連続発光するとたまに発光しない事もありますが、十分許容範囲と言えます。


電波制御式ワイヤレス増灯


次は、本機最大の目玉である電波制御式ワイヤレス増灯です。


本機の場合、ワイヤレス接続できるフラッシュは、最大5グループの計15台で、内訳は以下の様になります。

グループ 発光モード 最大接続台数
グループA~B TTL自動調光
マニュアル発光
4台
グループC~D マニュアル発光 2台

要点としては、親機で電波式ワイヤレスフラッシュを選択してからグループ制御を選択し、子機でレシーバーリモートをONにする事くらいでしょうか。



左から親機、子機B、子機C

これ以外にも、TTL制御マニュアル制御を選択できるのですが、グループ制御はそれらの機能を包含していますので、迷わずグループ制御を選択しましょう。

そうすれば、子機の発光量や照射角度を親機で自由に制御できます。

同時にこれからは光制御式ワイヤレス増灯は使わない事にしてしまえば、頭の中はかなりスッキリすると思います。



挿入が軽くなったアクセサリーシュー


これは、ようやく人並みになったと言うべきでしょう。

フラッシュの挿入が、軽くなりました。

従来は台座がプラスチックだったせいか、はたまた嵌合部の図面上の制約か、とにかくフラッシュの挿入が渋くて難儀したものです。


昼間でも入れ難いのですから、暗い夜だと尚更でした。

この軽くなった理由は、台座の材質を他社と同じ金属製にしたせいでしょうか、はたまた公差を変更したせいでしょうか?

理由は不明ですが、良くなった事は確かです。


改善されたかもしれないフラッシュ脱落


これまた良く知られている事ですが、SONYのフラッシュは頻繁に落下します。

SONYとしては、ユーザーミス(フラッシュが完全に奥まで挿入されていない、もしくはロックレバーのセット忘れ)として扱っている様ですが、一番可能性が高いのはこの台座の剛性不足で、振動や衝撃でロックピンが嵌合穴から外れるのではないでしょうか。



旧フラッシュの台座に付いたロックピン

もしそうならば、台座が金属になった事でロックピン周辺の剛性が高まり、改善されるかもしれません。

いずれにしろSONY製フラッシュを買ったら、長期保証に入っておいた方が何かと安心です。


期待外れの大きさ


さて今までは褒めていたのですが、これから徐々に辛口になります事、ご容赦願います。

先ずは大きさです。

下の写真をご覧になった方はいらっしゃるかもしれませんが、これはSONYの公式HPの抜粋です。


これの比較写真を見ると、本機は先代に比べてかなり小さくなった様なイメージを持たれないでしょうか?

実際筆者もそう思ったのですが、実物を手にするとさして変わらない印象です。

確かに背は低くなったのですが、発光部を見ると、むしろ大きくなった印象すら持ちます。

ちなみに写真を撮って見比べてみると以下の様になります。


左から小型のHVL-F45RM、本機(HVL-F60RM)、先代のHVL-F60M

少し俯瞰したアングルになりますが、思いは伝わるでしょうか。

ちなみに両機の重さは、本機が449gで先代が450gとほぼ同じですので、恐らく全体の大きさ(体積)も殆ど変らないのでしょう。

ですので先代から本機に買い換えて、機材バッグに余裕ができると思ったら大間違いです。

   
HVL-F45RM   HVL-F60RM   HVL-F60M 

無用なクイックシフトバウンス


前述の大きさにも関連するのですが、このクイックシフトバウンスは本当に必要なのでしょうか?


表示部ごと回転させるクイックシフトバウンス機能

同じく電波式ワイヤレス増灯機能を搭載した小型のHVL-45RMが、(先代のHVL-F43Mが搭載していた)クイックシフトバウンス機能を除去して一気に小型化した事から、本機も無くなると固く信じていたのに、またしつこく盛り込んできたのには呆れました。


クイックシフトバウンス機能を搭載したHVL-F43M(左)と非搭載のHVL-45RM(右)

 
HVL-F43M    HVL-45RM

今回ようやく他社機並みの身長になりましたが、この機構を除去すれば、更に小型化できたのは間違いありません。



   
600EX II-RT     SB-5000     HVL-F60RM

なにしろ、発光部を横に向けるのに、表示部ごと回転させるのですから。


クイックシフトバウンスは表示部ごと発光部を回転させる

またこれに伴って、横に回転させる力も結構なもので、カメラを持って発光部を回転させようとすると、フラッシュの根元が折れてしまうのではないかと心配するほどです。

更に言っておきますと、この機構を盛り込んだせいか、発光部を真後に向ける事ができないのです。


真後ろに向かないクイックシフトバウンス機能

真後ろにしか壁がない場合、どうやって光を拡散すれば良いのでしょうか。

はっきり言います、クイックシフトバウンス機能は不要です。


光量は何と33%も低下していた


それではいよいよ衝撃の事実をお伝えしましょう。

これには本当に驚きました。

購入後に気が付いたので、本当にショックです。

恐らく100人中100人が、本機は先代のHVL-F60Mの後継機なので光量は同じだと思われる事でしょう。

実際両者の型番も、HVL-F60MとHVL-F60RMで、数値の60が同じなのですから。

よしんば違っても、数%の違い、もしくはアップしていると考えるのが普通でしょう。

ところが、光量は低下しているのです。

それも数%ではなく、何と33%も低下しているのです。

嘘だと思うのでしたら、以下の表をご覧ください。

焦点距離 Canon
600EX II-RT
Nikon
SB-910
(SB-5000)
SONY
HVL-F45RM
SONY
HVL-F60M
SONY
HVL-F60RM
14mm 15 16 13(15mm) 17 14
20mm 26 24 26 25
24mm 28 27 23 29 26
28mm 30 30 25 31 28
35mm 36 34
(34.5)
26 36 30
50mm 42 40 30 42 37
70mm 50 44 36 48 46
80mm 53 45 52
105mm 58 49 45 60 49
135mm 59 51 - 54
200mm 60 53
(55)
- 60

参考で左側に他社製フラッシュも入れておきましたが、右側2列をご覧下さい。

先ず右から2番目の先代モデル(HVL-F60M)のガイドナンバーは、焦点距離105mmのときに60でした。

ところが本機の場合、焦点距離が200mmのときに60で、焦点距離105mmのときには49しかないのです。

試しにこれをグラフにしてみたのですが、全体的に低下しているのに変わりはありません。


唖然としませんか?

だったら型番を、HVL-F49RMにするべきでしょう。

ちなみにガイドナンバーの低下率は60から49なので81%(49÷60)ですが、ガイドナンバーが2倍になると光量は2乗の4倍になります。

ですので、ガイドナンバーの低下率81%という事は、その2乗で光量は67%(すなわち2/3)に低下しているのです。

一体どういう事なのでしょう。

恐らくキヤノンやニコンでしたら、こんな暴挙は決してやらないでしょう。

とは言え、そもそもガイドナンバーはISO感度を上げればいくらでも大きくできるので、大光量フラッシュなど必要ないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

確かに暗い夜ならば、ISO感度を上げればガイドナンバーはいくらでもアップする事が可能です。

ところが昼間のフラッシュ撮影では、ISO感度を上げると背景も一緒に明るくなるため、全体としてのフラッシュの効果は変わらないのです。

ですので、昼間の撮影においては、太陽に負けないくらいの大光量が必要なのです。

にも関わらず、なぜ肝心要(かんじんかなめ)の光量をスペックダウンさせたのでしょう。

少なくとも光量に関して言えば、キヤノンが一日の長があると言えます。


でも発光部は同じかもしれない


と、かなりキツイ口調で言わせて頂きましたが、冷静に考えると腑に落ちない所もあります。

もし発光量を30%も小さくしたのでしたら、本体自体もっと小さくなってもおかしくありません。

そう思ってチャージ用のコンデンサーが入っていると思われる発光部根元の円筒部を先代と比べると、径も長さもほぼ同じです。

コンデンサーの容量が同じという事は、発光部自体の性能は先代と同じなのかもしれません。

ところが、競合機に合わせて照射角を200mmまで延長したため、光学系(反射鏡)の設計がうまくいかず、照射光を大幅に低下させてしまったのかもしれません。

あるいは発光部のクーリングを優先して、光学系の設計に制約ができたのかもしれません、

とは言え、ガイドナンバーが低下したのは紛れもない事実です。

それでは本件に対する我々ユーザーができる対応ですが、本機から以下の配光切り替え機能が追加されました。

標準 一般的な配光
均等 中央と周辺の光量差が少ない(ガイドナンバーが下がる、集合写真向け)
中央重点 中央が明るい(ガイドナンバーが上がる、ポートレート向き)

この中央重点配光で、先代並みの光量を確保できるかどうかですが、使ってみた感想をお伝えすれば旧モデルとの差は全く感じません。

元々ガイドナンバーの値は、世界標準の測定方法が決まっている訳でもないので、発光部が同じならば大差はないのかもしれません。


Aマウント機では発光しないAF補助光


光量の低下はさておき、次に重大な問題があります。

信じられないと思いますが、何と本機をAマウントのカメラに装着すると、AF補助光は発光しないのです。

下は本機とAマウントのフラッグシップ機であるα99 IIとの互換情報ですが、AF補助光にレ点が付いていません。


まさかと思って試してみたのですが、本当に発光しません。

こんな事が有り得るのでしょうか?

なぜなら、このα99 IIに、先代のHVL-F60Mを装着すればAF補助光はしっかり点灯します。


α99 II に旧フラッシュ( HVL-F60M)を装着すればフラッシュのAF補助光が光る

にも関わらず、その後継機だと思った本機では点灯しないのです。

更に付け加えると、その下位モデルである小型のHVL-F45RMもAマウント機では点灯しません。

これはどう考えても、おかしいでしょう。

現行機であるAマウント機でAF補助光が点灯するフラッシュは、旧モデルだけなのです。

実は似た話は以前にもあって、ミラーレス機のEマウントカメラに旧モデルのフラッシュ(HVL-F60M、HVL-F43M)を装着しても、やはりフラッシュのAF補助光は点灯しなかったのです。

それが小型のHVL-F45RMからEマウント機でもAF補助光が点灯する様になったのですが、今度はそれと逆にAマウント機では点灯しなくなったという訳です。

何という事でしょう。

ただしα7等のEマウント機においては、旧フラッシュを装着しても、本体側のAF補助光が点灯するという救いがありました。


α7シリーズに旧フラッシュ( HVL-F60M)を装着しても本体側のAF補助光が光る

ところが、α99 IIの本体側には、AF補助光は搭載されていないのです。

ですので、Aマウントのフラッグシップカメラに、SONYの最新フラッシュを装着しても、AF補助光は決して光らないのです。

そんな事、信じられますか?

ゲスの勘ぐりですが、もしかしたら当初SONYのフラッシュの開発チームは、当時主流だったAマウントの開発部隊に所属していたので、新興Eマウントカメラへの優先度は低かった。

ところがその後(HVL-F45RMから)、フラッシュの開発チームが今主流のEマウント開発部隊に移籍になり、必然的にAマウントカメラの優先度が低下した。

よもや日本を代表する一流企業で、そんな事はないと思いますが、そう勘ぐられておかしくない事が起きているのは事実です。

だったら、フラッシュ正面のLED照明を常時点灯させておけば、取り敢えずAFが使えると思ったのですが、何とLED照明を点灯すると、フラッシュは使えない仕様になっているのです。


LED照明を点灯させるとフラッシュとしては使えなくなる

先代モデルでは可能だったので、まさに踏んだり蹴ったりとは、この事でしょう。


まとめ


いかがでしたでしょうか。

以上をまとめると、以下の様になります。

HVL-F60RMは、先代の HVL-F60Mに対して、電波制御式ワイヤレス増灯機能追加、操作性の向上、オーバーヒート対策等、大幅に改善されているが、Aマウント機に使うと、AF補助光が発光しないという信じられない問題がある。

勝手に期待を膨らませたせいだとか、購入する前にしっかり調べないからいけない、というご意見も当然あるでしょう。

ですが、新製品が前の製品より劣るというのは、先ず以て考えられないというのも、またご理解頂ける事ではないでしょうか?

正直この先SONYのAマウントカメラを使い続けて良いものかどうか、かなり不安に感じる今日この頃です。


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