お勧めポートレート用レンズ
(ボケ易い単焦点レンズのベスト15)

2015/4: 初版
2017/2: 更新
2018/2: 更新


第5位:135mm F1.8

撮影距離:3.2m
そして、第5位が135mm F1.8です。

ボケ量の計算をする前は、85mm F1.2よりこちらの方がボケ易いと思っていたのですが、違いました。

このクラスは、当初SONYの独擅場だったのですが、2017/4にシグマから強力なライバルが表れました。

このシグマのレンズが出る前は、価格も重量もキヤノンの85mm F1.2の方が上なので、重さとボケ量には相関があるかもしれない、と書いていたのですが重さについては僅かに逆転してしまいました。

SONY
135mm F1.8 ZA
比較 CANON
EF 85mm F1.2
比較 SIGMA
135mm F1.8 DG
ボケ量 167% < 179% > 167%
価格 180,000円 < 235,000円 > 150,000円
重さ 995g < 1,025g < 1,130g


SONYの135mm F1.8 ZAにはAF駆動モーターが内蔵されていなかったので、そのせいで軽かったのかもしれません。

前置きはこれくらいにして、それでは先ずSONYから見てみましょう。

SONY (ZEISS) Sonnar T* 135mm F1.8 ZA


     
SONY (ZEISS) Sonnar T* 135mm F1.8 ZA (15万円 995g)
(AFモーター無し、手振れ補正無し)


装着例


α99 II + 135mm F1.8 ZA (1/6000, F1.8, ISO100)

SONY (ZEISS) Sonnar T* 135mm F1.8 ZA(2006/10発売)
最短撮影距離 フィルター径 サイズ 質量
0.72m 77mm φ88mm ×114.5mm 995g
ピント機構 IF(インターナルフォーカシング)
AFモーター ボディー内モーター駆動
M/Aモード
フォーカスホールドボタンやAF時にフォーカスリングが回転しないオートクラッチ機構を搭載。
コーティング N/A
絞り形状 9枚円形絞り
その他 フォーカスホールドボタン


本レンズは、生憎2006年発売と10年以上前の設計ですので、仕様上は見るべきものはありませんと言いたい所ですが、最短撮影距離が0.72mというのはかなり評価できます。

実際85mmレンズでも最短撮影距離は0.85m程度ですし、撮影倍率は0.25倍で50mm標準レンズの0.15倍すら凌ぐ値です。

この辺りは、さすがZEISSと言いたい所です。

更にこれだけ重いレンズでありながら、ボディー内モーター駆動ですので、AF速度は全く期待できないと書きたい所ですが、一部のミラーレス機と比べれば余程まともです。

またこのレンズのMTFを見ると、開放でも中心部は90%(10本/mm)以上のコントラスト比を達成していますので、85mm F1.2よりボケ量は多少劣るものの、もし高画質を求めるのでしたら、こちらを選んだ方が良いかもしれません。


Sonnar T* 135mm F1.8 ZAのMTF


もっと付け加えると、次にご紹介する平均的な85mm F1.4のレンズより、こちらの方がMTFは優秀です。



SIGMA 135mm F1.8 DG HSM


10年前のレンズを褒めちぎってしまいましたが、それでは次にブランニューモデルとなるSIGMAの135mm F1.8 DG HSMを見てみましょう。

 
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM

SIGMA 135mm F1.8 DG HSM(2017/4発売)
最短撮影距離 フィルター径 サイズ 質量
0.88m 82mm φ91.4mm ×114.9mm 1,130g
ピント機構 IF(インターナルフォーカシング)
AFモーター 大型HSM(Hyper Sonic Motor)搭載
M/Aモード
オートフォーカス作動中でも、フォーカスリングを回すだけでマニュアルでのピント合わせが可能なフルタイムマニュアル機構を搭載
コーティング N/A
絞り形状 9枚円形絞り
マウント キヤノンEF、シグマSA、ニコンF
その他 AF/MF切り替えスイッチ
焦点距離切り替えスイッチ

SONYのレンズも十分大きくて重かったのですが、既に伝えした様にSIGMAはそれより更に大きく重くなりました。

仕様書を見る限り今どきのレンズですが、フォーカスリミッターが付いているのは高く評価できます。


フォーカスリミッターはAFの動作時間を短縮するものと思われていますが、ところがどっこい、それだけではありません。

例えば動いている人物を撮影する場合、全く必要のない背景にピントが合うのを防いでくれるのです。

最近のデジカメには本体側にこの機能が付いている場合がありますが、呼び出して設定するのが手間なので、この様にレンズに付いているのは非常に助かります。

そして、驚くべきはそのMTFです。


これをご覧頂きます様に、開放時のMTFはSONYの135mm F1.8 ZAより明らかに優れています。

ネットで調べると解像度も素晴らしいという事ですので、相当に優秀なレンズの様です。

いつの間にSIGMAはこんなに力を付けたのでしょうか。

次は第6位です。




9. 第5位:135mm F1.8

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8. 第4位:300mm F2.0

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9. 第6位:85mm F1.4



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