水着で可愛く綺麗に写るポーズ集

2014/09: 初版


 索引


 はじめに

 ポーズ1:座った状態で上半身を撮る

 ポーズ2:四つん這いで撮る

 ポーズ3:体育座りで撮る

 ポーズ4:波打ち際に座って撮る

 ポーズ5:波打ち際で寝ころんで撮る

 ポーズ6:水面に浮いて撮る

 ポーズ7:立って撮る

 まとめ




 はじめに


写真写りを良くする方法の理論編を読んで頂いた所で、次はいよいよ実践編です。

ここでは水着で可愛く写るための具体的な方法を、ポーズ毎にいくつかご紹介したいと思います。

とは言え、誰も経験していると思いますが、そう簡単にはいかないのが実情です。

実際撮った写真を後で見ると、お決まりの直立姿勢か、せいぜいピースサイン止まりで、多少ポーズを付けたつもりでもぎこちなかったり、表情が今一つだったり、バックが冴えなかったりと、期待通りにいかなかった経験はどなたでもお有りではないでしょうか。

特に立った状態での水着写真は、ポートレートの基本中の基本で、なお且つ若い内にどうしても撮っておきたい写真なのですが、いかんせん記念撮影の領域からなかなか抜け出せません。

という訳で、一番難しい水着の立ち姿は一番最後に置いておいて、それ以外の寝っころがる、座る、浮くから水着写真に挑戦してみたいと思います。

誰でも簡単に真似できますので、この夏水着に着替えたら是非試して頂きたいと思います。

また水着のポートレートをより一層引き立てる、写真撮影のテクニックも載せておきますので、是非参考にして頂ければと思います。

更に更に、本書の最後にプロの写真家でもご存じないであろう、ポートレートの語源(本来の意味)についてもご紹介しますので、楽しみにしておいて下さい。


 ポーズ1:座った状態で上半身を撮る


それでは早速、水着写真を撮ってみましょう。

と言うと、当然立った状態での全身像と思いがちですが、違います。

くどい様ですが、全身像の撮影は本当に難しいのです。

その理由は、手と脚のバランス、身体の重心位置、顔の表情や向き、光の当たり具合等々、気を付けなければいけない要素が余りにも多く、ほんの少しの不自然さで一気に全体のバランスが崩れてしまうからです。

ならばどうするかですが、先ずは極力変動要素の少ないポーズから撮影する事です。

と言う訳で、先ず撮ってほしいのが、座った状態での上半身です。

  
   オリンパスTG-820 ISO100 1/500 f4.6 90mm(35mmカメラ換算)ストロボ発光

この場合自由にできるのは、手と顔だけですので、適度に動きながら複数枚撮って貰えば、いくつか気にいったショットに必ず出会える筈です。

またいずれの場合もそうですが、カメラを凝視するのは止めましょう。

カメラを凝視する事自体、通常ではない(不自然な)行為ですし、凝視すると表情も間違いなく固くなってしいます。

もし撮影者から、こっちを向いてと言われたら、ちらっと向く程度が理想です。

また少しテクニカルなお話をすると、本写真においては、逆光だったのでストロボの強制発光を行ない、なお且つ小麦色の肌を強調するためアンダー気味の補正を掛けています。

これによって、言われないと気が付かないかもしれませんが、良く見て頂けるとキャッチライト(瞳の中の光の点)効果と、唇(ルージュ)の光沢感、更にはおヘソに付けたピアスが適度に光って、小麦色に焼けた肌をより一層引き立てています。

更にもっと専門的な話をすると、頭の上部を少しカットすると、写真に緊張感が出て、女性の魅力をより一層引き立てます。

覚えておいて、損はありません。



 ポーズ2:四つん這いで撮る


四つん這いの写真と聞くと、アイドル写真の様で少々恥ずかしい気がするかもしれませんが、そんな事は全くありません。

ウソだと思うのでしたら、下の写真を見て下さい。

     
  オリンパスTG-820 ISO100 1/250 f5.7 73mm(35mmカメラ換算)ストロボ発光

実に健康的で、溌剌とした美しさを感じませんか?

実際に撮るとなったら周囲の目が気になるかもしれませんが、そんな時はサングラスでも探すフリをして、傍らでさりげなく撮って貰いましょう。

また前の写真と同様に、この写真もストロボを強制発光して、顔が暗くなるのを防いでいます。

プロの写真家の場合、補助光を当てるのに通常レフ板(反射板)を多用するのですが、そうなるとどうしてもアシスタントが必要になり、一般の撮影においては現実的ではありません。

フォーカルプレーンシャッターを搭載しているデジタル一眼と異なり、通常のデジカメは全てのシャッタースピードにおいて日中シンクロ撮影が可能ですので、逆光時にストロボを強制発光するのは断然お勧めです。


 ポーズ3:体育座りで撮る


次に撮ってほしいのが、体育座りです。

  
   オリンパスTG-820 ISO100 1/400 f3.9 28mm(35mmカメラ換算)ストロボ発光

これはどうあがいても、顔の表情と向きを変えるぐらいの選択肢しかありませんので、撮る方も撮られる方も余裕ができます。

ビーチに着いたら、体育座りでも数枚撮っておきましょう。

また女性のポーズに合わせて、この写真の様に思いっきりカメラを傾けてみるのも面白いかもしれません。

さらに写真の様に身体に砂が付いている方が、却って魅力的に見える様な気がしますが、どうでしょうか?




 ポーズ4:波打ち際に座って撮る


ビーチでの撮影が終わったら、今度は波打ち際に座ってみましょう。

  
   フジフィルムX-T1 ISO100 1/280 f4.5 +1.3EV補正 60mm(35mmカメラ換算)

定番は片膝を立てて、後ろに反ったポーズです。

この場合、カメラ側の膝を立てた方が脚のラインが綺麗に見えます

通常でしたら、女性の斜め前から撮影するのが定石なのですが、そうすると撮影者の影が写真に写るので、敢えて俯瞰で撮りました。

その結果、ポートレートというより何となくグラビア写真の様になってしまいました。


なお写真を見て気が付かれたでしょうが、この写真からカメラを普通のデジカメからデジタル一眼に変えています。


        


さすがに光学センサーが大きくなっただけあって、写真の精細度が今までより上がっているのを分かって頂けると思います。

ただし普通のデジカメの様に、全速同調の日中シンクロはできません。



 ポーズ5:波打ち際で寝ころんで撮る


波打ち際に来たついでに、今度はそこで仰向けに寝ころんでみましょう。

  
   フジフィルムX-T1 ISO100 1/140 f4.5 +1.3EV補正 27mm(35mmカメラ換算)

砂地に映る格子状の光の模様と、女性との色の対比がとても鮮やかです。

おまけに、ちょうど日差しが水平方向から射してきていましたので、女性の身体も立体感が強調されています。

ご存じかもしれませんが、地上を真上から撮影する航空写真や衛星写真は、写真が平板にならない様に影が長くなるとき撮影します。

それと同じ様に、寝ころんだ女性を真上から撮る場合は、立体感を出すために、太陽が傾いたときに撮るのが断然お勧めです。

また風で髪がなびくのと同じ様に、髪が波に流れるのもイイ感じではないでしょうか。

実はどれもそこまで意図して撮った訳ではないのですが、知ってしまった以上この様にすれば同じ様に写る筈です。

是非試して下さい。



 ポーズ6:水面に浮いて撮る


ちょっと変わった所で、今度は水面に浮いて撮ってみましょう。

実はこれも撮るまで気が付かなかったのですが、水面に浮いて撮ると、明らかに身体全体が細く見えます。

恐らく、空気と水との屈折率の差が影響しているのでしょう。

   フジフィルムX-T1 ISO100 1/15 f13 +1.0EV補正 27mm(35mmカメラ換算)

おまけに海の淡いグリーンも最高です。

できれば女性の下にその影を映して、浮いている感じを出したかったのですが、少し太陽が傾き過ぎていた様です。

また浮遊感を出すために、通常より少し長めのシャッタースピードにしています。


 ポーズ8:立って撮る


お待たせしました、いよいよ立った状態での全身写真です。

ここまでくると、かなりカメラにも慣れて、撮る方も撮られる方もかなり余裕ができてきます。

そこを狙って、自然な立ち姿を撮影します。

     
    フジフィルムX-T1 ISO100 1/38 f8 +1.0EV補正 60mm(35mmカメラ換算)

いかがでしょう?

手も足も顔も不自然さがなく、光の射し方もイイ感じではないでしょうか?

ここでもワンポイント・アドバイスです。

通常ポートレートというと、レンズの絞りを開放にするのがお決まりの手法です。

絞りを開放にすると、背景がボケて被写体である女性がより浮き上がるからです。

しかしながらそれは、背景が明るい場合です。

地面や樹木など比較的暗い背景がある場合、それがボケると却って見苦しくなってしまいます。

このため、上の写真でも絞りは絞り気味にしています。

まとめますと、背景が明るいときは絞りは開ける、背景が暗いときにはむしろ絞りは絞るです。

是非覚えておきましょう。

最後にもう一つ。

この写真はシャッタースピードを1/38秒に設定していますが、殆どブレていません。

これはレンズ(フジノン XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR)に組み込まれている光学手ブレ補正装置の威力によるものです。

少々高価ですが、ポートレートにはこの手ブレ補正装置の威力は絶大です。

そして、下の写真も新たに追加した物です。


 まとめ


くどい様ですが、立った状態での全身像は本当に難しいのです。

このため、理論編で述べた様に自然に写るには、どうしてもカメラを意識せずに撮られる必要があります。

そのためには、是非気のおける人に一杯写真を撮って貰い、どんどんカメラに慣れましょう。

またもう一つのアドバイスとしては、撮って貰った写真を見て、どんなときに自分が可愛く写るのかを認識すると共に、更にもっと美しくなるにはどうすれば良いかを考える事も大切です。

さて、”はじめに”にお伝えしました様に、最後に問題です。

ポートレート(Portrait)の本来の意味をご存じでしょうか?

この語源はラテン語のPortrayalで、元々は何と”引き出す”、”生み出す”という意味なのです。

ですので、写真を沢山撮って貰う事によって、自分でも知らないご自分の魅力をどんどん引き出して頂だきたいと思います。

更に、それをフィードバックする事で更なるご自分の魅力を新たに生み出して頂ければ、本書としては至上の喜びです。

ポートレートは単なる肖像画ではなく、自らを高める哲学でもあり、本書はあくまでもそのヒントでしかありません。

本書が、貴方の想像力を駆り立てるきっかけになれば幸いです。


Good luck!




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