国産デジタルカメラの性能を一目で比較できる
デジカメ便覧




目次



【デジタルカメラ分類チャート】
特徴 撮像素子 カメラ構成 メーカー
大型
ボケ易い
画像情報多








画像情報少
ボケ難い
小型
フルサイズ
(100%)
1: 一眼レフ Nikon, Canon, Sony, Pentax
2: ミラーレス SONY, Nikon, Canon
3: コンパクト SONY
APS-Cサイズ
(43-38%)
4: 一眼レフ Canon, Nikon, Pentax, Sony, Sigma
5: ミラーレス Sony, Fuji, Canon, Sigma, Ricoh
6: コンパクト Sigma, Fuji, Ricoh, Nikon
4/3サイズ
(26%)
7: 一眼レフ Olympus
8: ミラーレス Olympus, Panasonic
9: コンパクト Panasonic
1インチサイズ
(14%)
10: 一眼レフ N/A
11: ミラーレス Nikon
12: コンパクト SONY, Canon, Panasonic, Nikon
小サイズ
(14%未満)
13:ミラーレス Pentax
14:コンパクト Many


5: APS-Cサイズ対応ミラーレス



フジフィルム


さて、次はフジフィルムのAPS-Cサイズ対応ミラーレスですが、これもかなり気合いが入っています。


プロ用を意識した最新モデルX-H1(2018/3発売)

先ず2012年にXシリーズのフラッグシップ機として発売されたX-Pro1は、一昔前のレンジファインダーカメラのスタイルを踏襲しながら、光学式ファインダーと電子ビューファインダーの切り替えを可能にする凝りようです。


2012年に発売されたX-Pro1

さすがに今時光学式レンジファンダーにこだわる方はいないだろうと思っていたのですが、徹底したマーケッティングとFUJIFILM X100(レンズ固定式のハイブリッドビューファイダー搭載機)による市場からのフィードバックにより見事に金脈を掘り当てた様で、本体だけでも15万円と高額でありながら予想外の売れ行きだった様です。

その後どんどんXマウントのモデルを増やしていき、今では以下の様な製品系列になっています。

系列 機種 特徴 撮像素子
X-H X-H1 プロ用を意識した堅牢モデル
(Xシリーズ唯一のボディー内手振れ補正搭載)
X-Trans
X-T+1桁 X-T3、X-T2等 一眼レフスタイルの高級機 X-Trans
X-T+2桁 X-T20、X-T10 一眼レフスタイルの中級機 X-Trans
X-T+3桁 X-T100 一眼レフスタイルの中級機 ベイヤー
X-Pro X-Pro2、X-Pro1 レンジファインダースタイルの高級機
(光学ファインダーと電子ファインダー搭載)
X-Trans
X-E X-E3、X-E2等 レンジファインダースタイルの中級機
(電子ファインダー搭載)
X-Trans
X-M X-M1 レンジファインダースタイルの中級機
(ファインダー非搭載)
X-Trans
X-A X-A5、X-A3等 レンジファインダースタイルの入門機
(ファインダー非搭載)
ベイヤー
Xマウントの製品系列

なおX-Transとは、フジフィルムオリジナルのカラーフィルター配列で、これによってローパスフィルター無しでもモアレを抑えられるというメリットがあります。



X-Proシリーズ & X-Eシリーズ


それでは、そのProシリーズと中級機のEシリーズを見ていきましょう。

         
X-E3       X-Pro2      X-E2       X-E1       X-Pro

X-Eシリーズは、X-Proシリーズからハイブリッドビューファイダーの光学ファインダーを除いた様なモデルですので、電子ファインダー付きのミラーレス機がほしい人にお勧めです。


X-Pro2から光学ファインダーを取り除いたX-E3

X-E1は2012年製と少々古いのですが、X-E2と基本性能は同じですので、中古としてはお勧めです。

モデル
(発売日)
特徴 フラッシュ 自撮り Wi
-
Fi
連写
(コマ/秒)
シャッター
速度
(電子)
ISO感度
(拡張)
画素数
(万画素)
X-E3
(17/9)
X-E2の後継機。
X-Pro2と同じ画像系を流用しながら、Xシリーズ中最小最軽量を実現。
またXシリーズでは初となるBluetooth low energyに対応。
液晶はタッチパネルになり、フォーカスポイントの移動も可能。
ただしフラッシュは内蔵式から、外付けに変更。
外付け 非対応 対応 8
コマ
(14コマ)
1/8000
-30, B,T
(1-
1/32k)
200-
12800
(100-
51200)
2430
万画素
X-Pro2
(16/2)
フラッグシップ機
センサーと画像処理エンジンが第3世代に移行し、AF及びシャッタータイムラグの高速化と画素数アップ。
操作系をブッラシュアップし、モニターとファインダーの解像度もアップ。
ダブルスロットも新規採用。
外付け 非対応 対応 8
コマ
(14コマ)
1/8000
-30, B,T
(1-
1/32k)
200-
12800
(100-
51200)
2430
万画素
X-E2
(13/11)
X-E1の後継機
外観の差は少ないが、AF、連写、液晶モニター、画質、動画性能などが一新された。
内蔵 非対応 対応 7
コマ
1/4000
-30, B,T
200-
6400
1630
万画素
X-E1
(12/11)
中級機
電子ファインダーのみを搭載し、ローパスフィルターレス。
内蔵 非対応 6
コマ
1/4000
-30, B,T
200-
6400
1630
万画素
X-Pro1
(12/2)
初代フラッグシップ機
光学式と電子式の切り替え可能ファインダー搭載。
外付け 非対応 6
コマ
1/4000
-30, B,T
200-
6400
1630
万画素


X-Mシリーズ & X-Aシリーズ


次はコンパクトモデルのX-MシリーズとエントリークラスのX-Aシリーズです。

X-Aシリーズは、画像系はX-TシリーズやX-Proシリーズと同じで、ファインダーの無いモデルと言えば分かり易いでしょう。


一般的なベイヤー配列の撮像素子を採用したエントリモデルのX-A5

X-Mシリーズは、当初上位機種と同じX-Trans CMOSを搭載したファインダー無しモデルだったのですが、さほど市場性がなかったせいか、それともX-AシリーズやX-Eシリーズとバッティングしまったのか、その後後継機の登場はありません。


X-Trans CMOSを採用したものの1代限りに終わったX-M1

       
X-A5      X-A3       X-A2       X-A1      X-M1

この中でお勧めとしては、最新モデルで自撮り対応でタッチパネルを搭載したX-A3でしょうか。

生憎このモデルは定評のあるX-Trans™ CMOSではなく一般的なベイヤー配列の撮像素子を使い、ローパスフィルター有りなのですが、他のモデルと画像を比べても遜色ありません。

モデル
(発売日)
特徴 フラッシュ 自撮り Wi
-
Fi
連写
(コマ/秒)
シャッター
速度
(電子)
ISO感度
(拡張)
画素数
(万画素)
X-A5
(18/2)
X-A3の後継機。
外観はほぼ同じで、新開発のベイヤー配列CMOSを採用し、ISO感度向上。
新たに像面位相差AFに対応したことで、従来機の2倍のAF合焦速度を達成。
15pの4K動画に対応し、Bluetooth Low Energyも搭載。
クラス最高の450枚標準撮影枚数を実現。
内蔵 対応 対応 6
コマ
1/4000
-30, B,T
(1/32k)
(100)
200-
12800
(51.2k)
2424
万画素
X-A3
(16/10)
X-A2の後継機
新たにタッチパネルモニターを搭載し、AFエリア選択、タッチAF、タッチショット、タッチズームが可能。
新しい撮像素子はX-A2同様ベイヤー配列。
内蔵 対応 対応 6
コマ
1/4000
-30, B,T
(1/32k)
(100)
200-
6400
(25.6k)
2420
万画素
X-A2
(15/2)
X-A1の後継機
自撮り対応モニターになり、バッテリーの撮影枚数アップ。
内蔵 対応 対応 6
コマ
1/4000
-30, B,T
200-
6400
1630
万画素
X-A1
(13/11)
エントリーモデル
モードダイヤル搭載し、ローパスフィルター有り。
内蔵 非対応 対応 6
コマ
1/4000
-30, B,T
200-
6400
1630
万画素
X-M1
(13/7)
片手操作を目指したコンパクトモデル
上位機種と同じX-Trans CMOSを採用し、ローパスフィルターレス。
内蔵 非対応 対応 6
コマ
1/4000
-30, B,T
200-
6400
1630
万画素


X-Tシリーズ


一方の雄であるX-Tシリーズは、同じく一昔前の一眼レフカメラを彷彿させるスタイルで、ダイアルで各種設定が行える様になっており(レンズに絞りリングも付いています)、昔ながらのメカニカルな操作が好きな方には最適です。


 
  X-T3     X-T100

       
 X-T2     X-T20       X-T1    X-T1グラファイト   X-T10 

X-T10はX-T1の基本性能を踏襲した廉価版モデルですが、プラスチックの外観で一目でそれと分かってしまいますので、X-T1を購入した方が後悔しないと思います。

と言っていたのですが、X-T20になってからは、かなりX-T2の性能に肉薄してきましたので、外観に抵抗がなければ、安いX-T20がお勧めです。

モデル
(発売日)
特徴 自撮り フラッシュ Wi
-
Fi
連写
(コマ/秒)
シャッター
速度
(電子)
ISO感度
(拡張)
画素数
(万画素)
X-T3
(18/9)
X-T2の後継機。
第4世代の新撮像素子と新エンジンに換装し、処理速度が従来機の3倍に引き上げられ、AF精度と速度が大幅に向上。
また常用ISO最低感度が200から160に引き下げられた。
APS-Cサイズのミラーレスカメラとしては世界初の4K/60pに対応、
フィルムシミュレーションに、ETERNAやカラークローム・エフェクト等追加。
非対応 同梱 対応 11
コマ
1/8000
-30, B,T
(1/32k)
160-
12800
(80-
51200)
2610
万画素
X-T100
(18/6)
一眼レフスタイルの入門モデル
他のX-Tシリーズと異なり、撮像素子は一般的なベイヤー配列。
ただしX-Tシリーズで初めて、自撮り可能なバリアングル式タッチモニターを搭載。
バッテリーもX-A5に匹敵する最大430枚撮影が可能。
非対応 内蔵 対応 8
コマ
1/4000
-30, B,T
(1/32k)
200-
12800
(100-
51200)
2424
万画素
X-T20
(17/2)
X-T2のデチューン機
ファインダー液晶の大きさを抑え、モニターのチルトを2方向にし、シャッター速度を1/4000とし、非防滴仕様とし、フラッシュ内蔵でタッチパネル採用。
非対応 内蔵 対応 8
コマ
1/4000
-30, B,T
(1/32k)
200-
12800
(100-
51200)
2430
万画素
X-T2
(16/9)
X-T1の後継機。画素数をアップし、AF(測距点49点→91点)及びシャッタータイムラグの高速化し、操作系をブッラシュアップ。3方向チルトモニター、ダブルスロットも採用し、4K動画対応。 非対応 同梱 対応 8
コマ
1/8000
-30, B,T
(1/32k)
200-
12800
(100-
51200)
2430
万画素
X-T10
(15/6)
X-T1のデチューン機
ファインダーとモニターの解像度を落とし、非防滴仕様とし、フラッシュ内蔵としている。
非対応 内蔵 対応 8
コマ
1/4000
-30, B,T
(1/32k)
200-
6,400
(100-
51,200)
1630
万画素
X-T1
(14/2)
一眼レフスタイルのフラッグシップ機
防塵防滴、ローパスフィルターレス、マニュアル操作踏襲、ファームのバージョンアップで機能/操作性向上を実施。
非対応 同梱 対応 8
コマ
1/4000
-30, B,T
(1/32k)
200-
6,400
(100-
51,200)
1630
万画素

なお先ほどお伝えした様に、Xシリーズはメカニカルなダイヤルを多用している事に伴い、他社のモデルと併用すると、設定方法がかなり違うので少なからず戸惑う事になります。

実際、夜間撮影の翌日に昼間の撮影をすると、かなりあたふたする事になります。


X-Hシリーズ


当初はレンジファインダースタイルのX-Proと、一眼レフスタイルのX-Tシリーズがフラッグシップの双頭だったのですが、2019年にそれらの上位機種に当たるX-H1が発売されました。


同社の中判デジカメGFX 50Sと同様に小型の液晶モニターの搭載されたX-H1

特徴としては、既に発売されていたX-T2に対して、ボデー全体の堅牢性と操作性を向上させ、ボディー内手振れ補正を追加。


 
  X-H1    縦位置グリップ

モデル
(発売日)
特徴 自撮り フラッシュ Wi
-
Fi
連写
(電子)
シャッター
速度
(電子)
ISO感度
(拡張)
画素数
(万画素)
X-H1
(18/3)
Xシリーズの最上位機種。
X-T2よりも大柄のボディに、Xシリーズ初のボディ内5軸手ブレ補正機構を搭載。
堅牢性を向上させ、グリップも大きくし、軍艦部に小型の液晶を搭載し、デュアルスロット採用。
電子ビューファインダーは369万ドットとクラス最高レベル。
Xシリーズ初のフリッカー低減機能搭載。
フィルムシミュレーションに、映画用フィルムを再現したETERNAを追加。
ただし画像系はX-T2等と同じ。
非対応 同梱 対応 8
コマ
(14コマ)
1/8000
-30, B,T
(1/32k)
200-
12800
(100-
51200)
2430
万画素




フジフィルムレンズ群


またこの専用レンズには、比較的大口径な単焦点レンズが用意されていますので、ポートレートにもそこそこ不満はないと思われます。

ちなみに、レンズ名に付加されている記号の意味は以下の通りです。

記号 意味
XF 画質や操作性重視
XC 軽量コンパクト
R 絞りリングが付き
OIS 光学式手ブレ補正(Optical Image Stabilizer)搭載
APD 滑らかなボケを表現するアポダイゼーション
(Apodization)フィルター搭載
LM リニアモーター内蔵
WR 防塵・防滴仕様
Macro マクロ

また現時点で、単焦点レンズが13本、ズームレンズが11本、コンバーター2本が準備されています。


単焦点レンズ


単焦点レンズ一覧
広角レンズ 換算値 標準・中望遠 換算値
XF14mmF2.8 R 21 XF56mmF1.2 R 85
XF16mmF1.4 R WR 24 XF56mmF1.2 R APD 85
XF23mmF1.4 R 35 XF60mmF2.4 R Macro 90
XF23mmF2 R WR 35 XF80mmF2.8 R
LM OIS WR Macro
120
XF35mmF1.4 R 53 XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro 120
XF35mmF2 R WR 53 XF90mmF2 R LM WR 135
XF200mmF2 R LM OIS WR 300

       
   23mm F1.4    35mm F1.4    56mm F1.2  56mm F1.2(APD)   90mm F2


ズームレンズ


ズームレンズ一覧
モデル 換算値 手振れ 防水
1 XF8-16mmF2.8 R LM WR 12-24
2 XF10-24mmF4 R OIS 15-36
3 XF16-55mmF2.8 R LM WR 24-83
4 XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS 27-83
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR 27-203
6 XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR 75-210
7 XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS 83-300
8 XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR 150-600
9 XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ 23-68
10 XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II 24-75
11 XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II 75-345

       
   10-24mmF4   16-55mmF2.8  18-55mmF2.8-4 18-135mmF3.5-5.6 50-140mmF2.8




5: APS-Cサイズ対応ミラーレス/フジフィルム

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5: APS-Cサイズ対応ミラーレス/
ソニー

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5: APS-Cサイズ対応ミラーレス/
キヤノン等



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▼ 2. 撮影講座

▼ 3. デジカメ便覧

▼ 4. デジタル一眼の最新情報

▼ 5. フラッシュ

▼ 6. 星空撮影

▼ 7. 番外編

▼ 8. ボケ易い単焦点レンズのベスト15