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Photo Cafeteriaにようこそ。

写真やカメラに関するコンシューマレポート、テクニカルレポートは各種ありますが、ここでは余り知られていない耳寄りな情報を、小学生にも分かる様に平易にお伝えしたいと思います。

徐々に更新していきますので、もし宜しければ珈琲でも飲みながらお楽しみ下さい。



新着情報


カメラを冷やすな
2021/06/22(火)

梅雨時期になってきました。

こんな時に気を付けなければいけないのは、カメラの結露です。

以前でしたらさほど気にする事は無かったのですが、最近はどこでも冷房が効いていますので、小一時間でもカメラを冷房の効いた所に置いておくと、屋外に持ち出した途端に一気に結露します。


冷やしたグラスは結露する

メガネを掛けている方でしたら経験があるでしょうが、喫茶店を出た途端にメガネが曇るのと同じ理屈です。

そうなるとレンズ表面をいくら拭いても結露するので、カメラが暖まるまで暫く撮影ができなくなってしまいます。

とは言え、最近のカメラやレンズは防塵防湿が一般的になっていますので、カメラやレンズの内部までは結露しないと思われるかもしれませんが、そうでもないのです。

たとえ防塵防滴のレンズであっても、レンズを伸ばすと通風孔から一気に外気を内部に吸い込み、レンズやカメラの内部を結露させる恐れがあるのです。


レンズを伸ばすとレンズ内部に外気を吸い込む

そうなると、ちょっとやそっとでは結露を解消する事はできません。

そんな訳で、エアコンの効いた部屋にカメラを持ち込む場合は、カメラバックにいれるか、布でくるむ等して、ひたすら冷えない様にするのが賢明です。

なお本件に関する詳細はこちらへ。




ジンバルの正しい校正方法
2021/06/18(金)

大変申し訳ございません。

またまた間違いをやらかしてしまいました。

6/1の幣記事におきまして、耐荷重3kgのジンバルでも、重いカメラを乗せるとアームが撓んで水平が出ないとお伝えしました。


ところがそれは、(アームが撓んだせいではなく)校正が正しく行なわれていなかったためだと分かりました。

以前は、水平を検知する加速度センサーはジンバルの本体部(グリップ部)に内蔵されていると思い、校正時においては本体を垂直に置いて行なっていました。

ところが下の図にあります様に、校正時はカメラを乗せるL型アームを水平な場所に置く必要があったのです。


スマホアプリにあるジンバルの校正方法

どうやら、加速度センサー(とジャイロセンサー)はカメラを保持するL型アームの付け根部分にある様です。

そんな事なら、本体同梱マニュアルに記載しておいてくれと言っても、後の祭りです。

上の図の様に校正を行なった結果、トータルで2kg近いカメラとレンズを付けても、水平を保つ事ができました。


きちんと校正すれば、重いカメラを乗せても水平は維持できる

今になって考えてみたら、位置センサーがカメラの姿勢に関係しないグリップ部にあるはずがありません。

中華製だからこんなものと思っていたのですが、何ともお恥ずかしい限りです。


バリアングルモニター増殖の理由
2021/06/18(金)

ようやくそれらしい解が見つかりました。

ご存知の様に幣サイトは生粋のチルト式モニター派なのですが、最近発売されたカメラの大多数はバリアングル方式です。

例えばソニーやフジフィルムは従来チルト式だったのにα7CやX-T4でバリアングルを採用し、パナソニックもLumix S5でバリアングルを採用し、キヤノンもEOS Rシリーズは全てバリアングルを採用しています。


バリアングル方式を採用したフジフィルムのX-T4

もしこれでニコンがバリアングルを採用するとなると、今後はバリアングルが主流になりそうな勢いです。

ではなぜ使い難いバリアングルがそんなに支持されるのか不思議でしょうがなかったのですが、ようやくそれらしい解が見つかりました。

それは背面モニターの使用頻度です。

幣サイトの場合、恐らく9割以上は背面モニターを使って撮影しています。

その理由は、ファインダーを覗いて撮るより遥かに楽だからです。

例えば人物撮影の場合、被写体の上下中心の高さから撮るのが一般的ですが、それをファインダーを覗いて撮るとしたら中腰になる必要があり、少なからず足腰に負担を掛けます。

ところがモニター撮影の場合、カメラを胸元の高さにして下を向くだけで撮影できるので、こんな楽な事はありません。


背面モニターを使うと屈まなくても済む

ただし昔気質(むかしかたぎ)の方でしたら、そんな撮り方はブレ易いからダメだと言われるでしょうが、今どきでしたら手振れ補正があるのでそんな心配もありません。

また被写体検知の精度も上がってきたので、顔や瞳に測距枠が付いていたらピント外れの心配もほぼ無くなりました。

そんな訳で、厚顔無恥自画自賛手前味噌と言われそうですが、ファインダー撮影は旧態依然の撮影方法で、モニター撮影こそが今時のカメラの能力をフルに引き出す最新鋭の撮影方法と言えるのではないでしょうか。

となると、毎回モニターの引き出しと格納に手間が掛かるバリアングルは、苦痛以外の何もでもありません。

バリアングルが増殖する理由は、自撮りもできて縦位置撮影もできる、と思っているファインダー撮影派が依然多いためだと思うのですが、いかがでしょうか?



ビデオ機の理想の形状
2021/06/16(水)

ご存知の様に、つい数年前はビデオ機と言えばコンシューマー向けも業務用も、片手で持つ縦長が主流でした。


ソニーの4Kビデオカム

ところが静止画カメラに動画機能が追加された流れもあってか、いつのまにか横長のビデオ機も多くなってきました。


ブラックマジックデザインのPocket Cinema Camera 6K Pro

一方レッド社の業務用ビデオ機の様に、ほぼキュービック状の形状のものもあります。


RFマウントを採用したRED KOMODO

また余り知られていませんが、パナソニックのLumix BGH1もキュービックスタイルです。


マイクロ4/3のLumix BGH1

そうなると、ビデオ機における理想の形状はどれなのかと思ってしまいます。

そんな事を考えていたら、キヤノンのビデオ機を見て気付きました。


キヤノンのシネマEOS

上の写真をご覧頂きます様に、同一メーカーであってもこれだけ形状がバラバラだという事は、動画機においてはどうやら理想の形状は存在していないのではないでしょうか。

本来人が使う物でしたら、おおよそ形状は似てくるはずなのですが、何故こうも形状が異なるのでしょう。

不思議です。


超小型ストロボの続編
2021/06/16(水)

先日、星空ポートレート用に中華製ストロボのGodox A1をご紹介させて頂きました。


ガイドナンバー8のGodox A1

本機はワイヤレス発光専用で、カメラのアクセサリーシューに直接付ける事はできないとお伝えしたのですが、何と下の様にアクセサリーシュー用のアダプタが存在していました。


Godox A1用ホットシューアダプター(1668円)

端子を見る限りマニュアル発光だけしか使えない様ですが、それでもかなり小回りが良くなります。

これでストロボ本体の光量を1/32程度まで落とせればそこそこ使えるのですが、1/8が限界です。

このため、手っ取り早く発光面に紙でも貼るか、発光面の両端を遮光して使うしかなさそうです。

なおついでにお伝えしておきますと、これより安いGodox A1 miniなる機種もあるようです。


Godox A1 mini(5230円)

ただしこちらは底部に三脚穴がないため、ホットシューアダプターは付かない様です。


EOS R3にNDフィルターは内蔵されるのか
2021/06/16(水)

以前幣記事におきまして、EOS R3にはNDフィルターが内蔵されるのではないかという話をさせて頂きました。


EOS R3に2枚のNDフィルターが内蔵された場合

ところが今頃になって、何とEOS R3と同形状の機種でNDフィルターを内蔵している機種があるのに気付きました。

それがキヤノンのプロ用シネマカメラであるEOS C7です。


3枚(5段階調整可能)のNDフィルターを内蔵したEOS C7(60万円)

本機はスーパー35mmサイズ(APS-Cサイズとほぼ同じ)の撮像素子を搭載しているため、NDフィルターのサイズはフルサイズより小さくて済むのですが、それでも下にあります様に3枚のNDフィルターを内蔵しています。


EOS C7のNDフィルターに関する解説図

となれば、少し工夫すればフルサイズのNDフィルターを2枚くらいは何とか内蔵できるかもしれません。

ただしそれにはメカシャッターが無い事が条件になりますので、果たしてEOS R3は従来のメカシャッターを内蔵するのか、はたまた思い切って削除するのかが注目の的と言えます。

このためには、電子シャッターのスキャン速度(幕速度)が、最低でも1/250秒(ソニーのα1は1/200秒)を超える必要があるのですが、果たしてどうなる事でしょう。

なおもしメカシャッターが削除されるとなると、レンズ交換時のシャッター閉じができなくなりますが、いざとなればNDフィルターで代用できそうです。


ニコンの新ミラーレスカメラの話(その3)
2021/06/15(火)

先程ニコンの新ミラーレスカメラがフルサイズ機ではない事にがっかりした話をさせて頂きましたが、もう一つどうしても言いたい事があります。

それはタイミングです。

今のニコンにとって、この様な機種を出すときなのでしょうか?

ミラーレスカメラの分野においては、現状他社を追いかける立場のニコンなのですから、本来なら先にやるべき事があるでしょう。

例えばAPS-Cサイズ機においては、先ずはファインダーレスのNikon Z30、それにボディー内手振れ補正を搭載したNikon Z70を揃えるべきです。


ファインダーレスのNikon Z 30

にも関わらず、それらを差し置いてなぜこんなにも趣味性の高いカメラなのでしょうか?

ましてやレンズ自体も数本しかないのに。

一体ニコンの商品企画は何を考えているのでしょうか?


ニコンの新ミラーレスカメラの話(その2)
2021/06/15(火)

またまたニコンの新ミラーレスカメラの話です。


ニコンの新ミラーレスカメラのリーク写真

以前、以下の記事を書いたのを覚えて頂いておりますでしょうか。

ニコンに期待したい機種
2021/02/11(水)

Zマウントのカメラとレンズを揃えるのに大忙しのニコンでしょうが、落ち着いたらこんなカメラを出してほしいという、夢のある話をしたいと思います。

Nikon Zf

今までに何度も幣サイトの中で登場しているのですが、何とかNikon Dfの後継機とも言えるNikon Zfを出して頂けないものでしょうか。


Nikon Dfには初期のニッコールレンズが装着可能

形状はもちろんNikon F似のダイヤル操作で、専用のマウントアダプターを付ければAutoニッコールやAiニッコールも使え、Leica並みにべらぼうに高い超嗜好カメラ。

NIKONOS Z

フィルム時代の水中カメラと言えば、NIKONOSがその代表格でした。


水中写真を総なめにしたNIKONOS VとUW 15mm F2.8

一時期、Nikon 1シリーズでNikon 1 AW1なる水中カメラが出たのですが、結局単発で終わってしまいました。


1インチサイズのミラーレス水中カメラNikon 1 AW1

カメラを入れる水中ハウジングは各社から色々出てはいるのですが、レンズ交換式で単体で水中で使えるカメラはそれ以降出てきていません。

APS-Cサイズでも良いので、何とか出して貰う事はできないものでしょうか。

それからすると正に願ったりの機種の登場と言いたい所ですが、そんな事はありません。

待ち焦がれていたのは、フルサイズ機です。

にも関わらず何故APS-Cサイズ機なのでしょうか?

理解できません。


超小型ストロボ
2021/06/14(月)

先日星空ポートレート用に小光量の超小型ストロボがほしいという話をさせて頂いたのですが、読者の方よりこんなのがあるとのメールを頂きました。

先ず1点目は中華製ストロボのGodox A1です。


ガイドナンバー8のGodox A1

本機は、ワイヤレス通信を使ってスーマートフォンでストロボ撮影するために開発されたため、カメラのアクセサリーシューに直接付ける事はできませんが、下にあるゴドックスの親機を使えばカメラ撮影にも使えます。


ただし、生憎光量は1/8にまでしか落とせないため、最小GNはISO100で8÷√8の2.8となり、まだ1.5段ほど明る過ぎます。

ISO感度 100 200 400 800 1600 3200 6400 12800
GN 2.8 4.0 5.6 8.0 11 16 23 32

もう1点は、キヤノンの純正ストロボ90EXです。


ガイドナンバー9の90EX

キヤノンにこんなに小さなストロボがあるとは全く知らなかったのですが、調べてみた所本器はストロボが内蔵されていなかった初代EOS M用の外付けストロボとして開発された様です。


キヤノン初のミラーレスカメラである初代EOS M(2012年発売)

本ストロボは既に生産中止になっていますが、これでしたらクリップオンで自動調光も働きますので、手軽に使うのには最適です。

なおこれは、光量をどれくらいまで落とせるか仕様書には書かれていないのですが、撮影距離から計算するとISO12800のときにGN9(F3.5で2.6m)になります。

という事はISO100のときにGN0.7となりますので、星空ポートレートに丁度良い明るさと言えます。

ISO感度 100 200 400 800 1600 3200 6400 12800
GN 0.7 1.0 1.4 2.0 2.8 4.0 5.6 7.9

ところで、(小型ではないものの)小光量ストロボとしてご紹介したい機種がもう一つあります。

それはキヤノンの最上位ストロボであるEL-1です。


ガイドナンバー60のEL-1

本器はGN60の大光量ストロボなのですが、光量を1/8192まで落とす事ができるのです。


キヤノンEL-1の宣伝写真

その場合のGNは60÷91(√8152)の0.7になり、これまた星空ポートレートにも楽勝で対応できます。

キヤノンも今どきはストロボの最小光量が重要である事を認識しているのならば、他のストロボでもISO100でGN1以下に設定できる様にしてくれれば良さそうなものですが、プロの要望には応えても貧乏人の声は聞いて頂けない様です。


ニコンの新ミラーレスカメラの真偽
2021/06/13(日)

暫く用があって地元を離れていたのですが、帰ってきたらネットが騒然としているではありませんか。

それがニコンの新ミラーレスカメラのリーク画像です。



これをフェイク写真だと言う方もいらっしゃる様ですが、これはどう見てもファクト(事実)でしょう。

確かにカメラの稜線のギザギザは気になりますが、解像度が低ければこんな風になってしまいますし、ダイヤルの影の付き方も自然です。

強いて難点を上げるとするとシャッターボタンの押し面がやけに小さい事ですが、これも試作機だからと思えば却ってリアルに見えてしまいます。

そしてこれがファクトだと思わせる別の理由は、Fと書かれた小さな小窓です。

天は二物を与えずと言うのは、人にはそれぞれ秀でている部分もあれば、そうでない部分もあるという事です。

もしこれが画像の改ざんに長(た)けた方が作成したとしたら、よもやこの写真にF値の窓を追加しようという様な、極めて独創的な事を思い付く事は無いでしょう。

このF値の窓を追加しようと考えた人物は、間違いなくニコンのミラーレスカメラに精通しています。

そしてもう一つ、リアルさを伺わせる個所があります。

それは、この写真を反転してみると良く分かります。


上の写真の露出補正ダイヤルを見て頂きたいのですが、ダイヤルの右下部分が僅かながらボディーの稜線よりはみ出ているのを分かって頂けると思います。

これは当然ながら右手の親指だけで露出補正ダイヤルを回せる様にするためでしょうが、この部分を見るだけでも、この写真は実在するカメラを撮ったとの証になるのではないでしょうか。

とは言え、これが今のニコンにとって必要なカメラかと言えば、そうとも言えないでしょう。

そんな訳で、この話はまだ続きます。


α7Cの価格推移
2021/06/12(土)

以前、ソニーのα7Cはフルサイズ機として見ると全く魅力を感じないものの、高感度で被写界深度の深いAPS-Cサイズ機としてみると、俄然魅力を発揮するとお伝えしました。


α7C

E 16mm F2.8

このため、値段が下がったら広角レンズ(E 16mm F2.8)と一緒に思い切って買ってしまおうかと目論んでいたのですが、発売から1年経っても思ったほど下がってくれません。


α7Cの価格推移

よもや幣サイトの様に本機をAPS-Cサイズ機として使おうと思っている方はいないでしょうから、それなりに売れている最大の理由は、当然フルサイズ機でありながら小型軽量だからなのでしょう。

ですがそうなると、本機にフルサイズ機本来の性能を出せる重い大口径レンズを付けている方は殆どいないでしょうから、(余計なお世話ですが)だったらAPS-Cサイズ機を購入すれば良いのにと、思わずにはいられません。

例えばですが、α7CにF2.8クラスの単焦点レンズを付けているとすると、同じ画素数のAPS-Cサイズ機に同じ画角のF1.9のレンズを付ければ、全く同じ写真が撮れるのですから。


FE 35mm F2.8 ZA
(フルサイズ)

E 24mm F1.8 ZA
(APS-Cサイズ)

それはともかく、何とか本機の値段が一気に下がる事はないかと思案していた所、一つ思い付いた事があります。

それは、今年発売されるであろうα7 IVです。

もしこれの出来が良ければ、当然ながらα7 IIIと共にα7Cの価格は一気に下がるでしょうし、もし大した進化がなければ、両機の価格は期待したほど下がらないのかもしれません。

そんな訳で、(単に記事ネタではなく)リアルにα7 IVの出来が気になる今日この頃です。


超小型ストロボがほしい
2021/06/06(日)

一昔前でしたら、ストロボは大光量なほど価値がありました。


1970年代後半から大活躍した松下の大光量ストロボPE-5651

何しろ一般的なフィルムの感度はISO100の固定でしたので、絞りをソコソコ絞って遠くの人物を撮るのには、ストロボの光量を上げるしかなかったからです。


CANON EL-1
(GN60)

NIKON SB-5000
(GN55)

SONY HVL-F60RM
(GN60)

GODOX V1-S
(GN60)
各社の大光量ストロボ

では今はどうかと言えば、下の様な日中シンクロを使って奇妙な写真を撮る以外、普段使いではむしろ小光量のストロボの方が適していると言えます。


日中シンクロを使った写真

何故ならば、今ならISO感度を自由に変更できるからです。

例えば、今ここにISO100でGN(ガイドナンバー)32のストロボがあったとします。

ISO感度 100 200 400 800 1600 3200 6400 8000 12800
GN 32 45 64 91 128 181 256 286 362

すると上の表にあります様に、ISO感度を200にするとGNは45に、ISO感度を400にするとGNは64と、大型ストロボ並みになるのですから。


CANON EL-100
(GN26)

NIKON SB-N7
(GN18)

SONY HVL-F28RM
(GN28)

GODOX TT-350
(GN35)
各社の小型ストロボ

では上の様な小型ストロボで十分かと言えば、そうでもないのです。

むしろまだ明るすぎるのです。

それが以前ご紹介した星空ポートレートの場合です。


星空ポートレート(24mm、ISO8000、15秒、F4)

上の写真はISO8000まで上げていますので、仮にISO100でGN32のストロボですと、GNは286にも達してしまいます。

となると、2m先の人物を撮るとしたら絞り値はF143と、飛んでもない事になるのです。

だったらストロボの光量を落とせば良いのですが、仮に光量を設定で1/64に落とせたとしても、その場合のGNは以下の様になります。

ISO感度 100 200 400 800 1600 3200 6400 8000 12800
GN 4 6 8 11 16 23 32 36 45

ご覧の様にISO8000でのGNは38となるものの、2m先の被写体をF4で撮ると依然4.5段も露出オーバーになるので、止む無く発光部にディヒューザーを付けて光量を更に落とす必要があります。

ならば思いっきり光量の小さい(デジカメに内蔵されている様な)GN5程度の超小型ストロボを探しているのですが、見つかりません。


本体から電源供給されるフジフィルムの超小型ストロボEF-X8(GN8)

どこかに売っていないものでしょうか。


EOS R3は何故縦位置グリップ一体型を採用したのか
2021/06/06(日)

またまたEOS R3のネタです。


縦位置グリップ一体型のEOS R3

先日2回目の情報開示があり、EOS R3の仕様がかなり分かってきましたが、どうしても腑に落ちない事があります。

それは、なぜEOS R3は縦位置グリップ一体型を採用したのかです。

少なくとも現在開示された仕様を見る限り、何も縦位置グリップ一体型にしなければならない理由は見当たりません。

また恐らく今後登場するであろうEOS R-1も当然ながら縦位置グリップ一体型を採用するのは間違いないでしょう。

という事は、どう考えても数が出ないであろう縦位置グリップ一体型の高価で重いカメラが、同一メーカーに複数存在する事になるのです。

数が出ないという事は当然ながら量産効果が見込めない事から、一般的なカメラより更に高価になります。

また縦位置グリップ一体型のカメラが2種類あれば、1台よりも2倍売れるかといえば、さすがにそんな事はないでしょう。

もしそうならば、デジカメが全盛期であった一眼レフの時代でも、縦位置グリップ一体型のカメラがもっと存在していても良かったはずです。

もしかしたら、EOS R-1の登場前に東京オリンピックに対応するためと思われるかもしれませんが、東京オリンピックが今年開催されるのはコロナの影響によるもので、EOS R3は元々東京オリンピック後の2021年に発売される予定だったのです。

開発日程を考えれば、恐らくEOS R3の設計が開始されたのはどんなに遅くても2019年以前で、その時点でEOS R3は縦位置グリップ一体型でいくと決まっていたのは間違いありません。

となると、数年前にEOS R3を縦位置グリップ一体型にすると決めた理由は何なのでしょうか?

考えられる理由は、以下の二つです。

先ず一点目は、放熱性を改善するためです。

EOS R5発売時に昇温問題が騒がれましたが、その際キヤノンが涼しい顔でいられたのは、次に昇温問題を解決したEOS R3が控えていたからではないでしょうか。

そしてもう一点が、この筐体を可能な限りEOS R-1に流用すると決めていたからではないでしょうか。

そすれば、EOS R-1の開発費や型代を大幅に抑える事ができます。

また、それを見越してEOS R3の価格を下げる事も可能になります。

ちなみに以前お伝えしました様に、EOS Rシリーズのペンタ部は下にアンテナがあるのに伴って電波を通すモールド材ですので、この部分の形状を少し変えるだけでそれなりに意匠の違いを出す事もできます。

そんな訳で、EOS R-1の形状はEOS R3と非常に似たものになると予想するのですが、いかがでしょうか。



EOS R6におけるA+モードの露出パタン
2021/06/04(金)

ご存知の通り、とにかく怠け者の幣サイトとしましては、少しでも楽をして写真が撮りたいと思っています。

このため、以前プログラムモード(Pモード)の露出パタンを調べたのに続いて(詳細はこちら)、今回全自動モードとも言えるインテリジェントオートモード(A+モード)で人物を撮影(検知)した場合の露出パタンを調べてみました。

下はEOS R6にズームレンズのRF24-105mm F4 L IS USMを装着して、広角/標準で撮った場合の露出パタンです。




A+モードで人物を撮影(検知)した場合のEOS R6の露出パタン

これのオレンジの線をご覧頂きます様に、インテリジェントオートモードで人物を撮影すると、ひたすら絞り開放で撮ろうとする様です。

それに対して通常のプログラムモードでは、下の図にあります様に明るければそれなりに絞りは絞られます。


Pモードで撮影した場合のEOS R6の露出パタン

使えるかもしれません。


カスタムボタン見直しの勧め
2021/06/03(木)

恐らくカメラを趣味にされている方でしたら、どなたもカスタムボタンに自分好みの機能を設定されている事でしょう。


EOS R6のボタンカスタマイズメニュー

幣サイトもご多分に洩れず、あーでもないこーでもないと悩みながら自分好みのカスタマイズをしたつもりなのですが、最近ようやく気が付いた事があります。

実はさんざん悩んで設定した割には、一番押す頻度の高いボタンが一番押し難い所にあるのです。

人によって異なるでしょうが、押す頻度の一番高いボタン(機能)から順番に上げると、以下の様になります。
ボタン
1 メニュー
2 AF方式(中央1点/瞳AF等)選択
3 再生
4 拡大
5 INFO
6 マルチファンクション
7 Q(クイック)
8 ゴミ箱
9 ワンショット/サーボ切り替え
10 絞り込み
11 AEロック
12 LOCK
13 RATE

記憶なので不正確な部分もあるでしょうが、一番押す頻度の高いのは間違いなくメニューボタンです。

何しろホワイトバランスの微調整や、ストロボの設定やら、動画モードの選択やら、Wi-Fiの接続はメニューから入るしかないからです。

にも関わらず、デフォルトでは背面左上の一番押し難い位置にありました。


EOS R6の背面(メニューボタンは左上にある)

一方、RATEボタンLOCKボタン、それにAEロックボタンは、殆ど押した記憶がありません。

このため、メニューボタンを右手で操作できるAEロックボタンに移動した所、一気に使い易くなりました。

そんな訳で、カメラに慣れた頃にカスタムボタンを見直すと、思いもよらぬ良い案が見つかるかもしれません。

ところで、毎度ながらこの無駄なRATEボタンLOCKボタン(いずれもカスタマイズできず)は、どれくらいのユーザーが使っているのでしょうか?


EOS R3追加情報
2021/06/03(木)

既にご存知の様に、昨日キヤノンからEOS R3の追加情報が公表されました。


EOS R3

それらをまとめると、以下の様になります。


AF低輝度限界 EV-7.0
協調制御により世界最高 約8.0段の手ブレ補正効果

人物の頭部・瞳の検出機能の向上と新たに胴体の検出を実現。
ポートレート・スポーツ撮影のAFトラッキング性能を強化。
モータースポーツ(車・バイク)も認識可能に
電子シャッター撮影時にもストロボ撮影が可能
CFexpressとSDカード対応

4K Canon Log 3に対応
4K オーバーサンプリングの実現
RAW動画内部記録
動画撮影中に人物・動物・モータースポーツの被写体追尾可能

マグネシウム合金採用ボディー
マルチコントローラー、スマートコントローラーを採用
3つの電子ダイヤル
バリアングルモニター搭載

有線LANと5GHz無線搭載(11ac相当)
バッテリーパックLP-E19 を採用
データ通信や電源供給が可能な新アクセサリーシュー搭載
新しいアクセサリーにも対応予定

どれもさほど目立つものではないのですが、強いて上げれば以下の3点でしょうか。


モータースポーツ(車・バイク)も認識可能に
(4K?)RAW動画内部記録
データ通信や電源供給が可能な新アクセサリーシュー搭載


そんな訳で依然画素数は不明ですが、EOS R5やR6に対するEOS R3のアドバンテージは、秒速30コマの高速連写、電子シャッターの幕速度アップ、視線入力、モータースポーツ検知、4KRAW動画の内部記録(EOS R5は8KのRAW動画内部記録可能)、新アクセサリーシューと言った感じです。

筐体が大きく重くなって、これだけのメリットかと思うと少々がっかりなのですが、それとも更なる隠し玉があるのでしょうか。


ジンバルの問題点
2021/06/01(火)

昨日、もし少しでもカメラのブレ(水平揺れ)を抑えたいのなら、カメラの重心の下に三脚や一脚をぶら下げる事だとお伝えしました。

ですが、実際にそんな事をやってみようと思う方は殆どいらっしゃらない事でしょう。

何しろそこまでやるのでしたら、ジンバルを使えば良いからです。


実際以前と比べて、フルサイズ機用のジンバルも安くなりました。

ところが、事はそう簡単ではないのです。

ジンバルを使った事がある方でしたらご存知でしょうが、最大の問題はとにかくかさばる事です。

従来のカメラ用機材にない独特の形状ですので、当然ながら一般的なカメラバックには入らず、出先で使うとなるともう一つ手荷物が増える事になります。

またかさばらない様に畳むと、使用時に水平な台に乗せて再度バランス取りが必要のため、屋外で使うにはかなりハードル高いのです。

更に問題なのは、重いカメラとレンズをセットするとアームが撓むのです。


ジンバルに重いカメラを乗せると水平が出ない

ジンバルは内部にジャイロセンサーと加速度計を内蔵していますので、スイッチをONすればカメラを乗せるプレートは自動的に水平を保つはずなのですが、アームが撓むためそうならないのです。

この場合、オフセットを調整して水平にする事もできるものの、電源をOFFする度に解除されてしまいます。

耐荷重3kgと謳いながら、1kg程度の荷重でもそうなるのですから、1.5kgのカメラとレンズ(EOS R6+RF24-105mm F4 L IS USM)を搭載するはためらいます。

おまけに1kg程度の荷重で、モーターのゲイン(出力)も最大値になってしまいます。

それやこれやで、何とか重いカメラでも揺れを少しでも防止する方法がないかと考えたのが、カメラ上部にグリップを付けて、カメラの下に一脚等をぶら下げる方法です。




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