はたしてα7Cは売れるのか?

2020/09/12:発行
2020/10/24:追記

SONY α7C


以前から噂されていたソニーの廉価版フルサイズミラーレス一眼となるα7Cの外観が次第に明らかになってきました。


ソニーの廉価版フルサイズミラーレス一眼であるα7Cと28-60mm F4-5.6レンズ

上のリーク写真をご覧頂きます様に、多少大きくなっているものの外観は下にあります同社のAPS-Cサイズ機であるα6000シリーズに瓜二つとまでは言わないまでも、かなり似通っています。


APS-Cサイズミラーレス一眼であるα6400と16-50mm F3.5-5.6レンズ

さて、これを見て皆様はどう思われるでしょうか?


フルサイズ機を買う動機


確かにフルサイズ機でありながらAPS-Cサイズ機と同程度に小型化したのですから、さすがソニーと思われる方も多い事でしょう。

丁度ソニーのAマウント機であるフルサイズ機のα99 IIを、APS-Cサイズ機のα77 IIと同じ大きさにしたのと、同じ発想です。


APS-Cサイズ機のα77 II(左)と同じ大きさまで小型化したα99 II(右)

ですが、α7Cを買おうと思う方はかなり限定的ではないでしょうか?

何故ならば、フルサイズ機を購入する動機の一つは(表だって言われないものの)そのステータスにあるからです。

ところが折角買ったフルサイズ機でありながら、誰がどう見てもAPS-Cサイズ機にしか見えなければ、少々どころかかなりガッカリではないでしょうか。

小学校の運動会ならともかく、撮影会等に出かけて周囲が大きなカメラばかりですと、少なからず引け目を感じてしまいます。

クルマを購入する場合でも、同じ性能であればやはり1ランク上に見えるクルマを選ぶのが人情で、敢て1ランク下に見えるクルマを選択する人は限られるでしょう。


沈胴式標準ズームレンズ


ついでに言わせて頂ければ、同時に発売される沈胴式の標準ズームレンズのFE28-60mm F4-5.6も気になります。


α7Cと同時に発売される沈胴式標準ズームレンズFE28-60mmF4-5.6

APS-Cサイズ用の同じく沈胴式の標準ズームレンズ(E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)は、フルサイズ換算で24-75mmです。

ですので、広角側も望遠側もAPS-Cサイズ機の方が明らかに有利です。

おまけに、APS-Cサイズ機に対するフルサイズ機の優位性は、同じ絞り値であれば1.2段分ボケを大きくできる事なのですが、この場合も広角側の開放値がF3.5に対してF4と、僅か(0.4段分)ながらフルサイズ用のレンズの方が暗くなっています。

それでもまだフルサイズ機の方が0.8段分ボケ易いものの、折角フルサイズ機を購入しながらAPS-Cサイズ機より暗いレンズを使うのも勿体ない話です。

にも関わらず、廉価版とは言いながらもボディーもレンズも当然APS-Cサイズの物よりかなりお高いのです。


α7 III

α6600

α6400

α6100

16-50mm F3.5-5.6


まとめ


そんな訳で、ソニーファンの方には誠に申し訳ないのですが、どうみてもα7Cは期待するほど売れそうもないと思うのですが、いかがでしょうか?

強いて考えられるのは既にα7シリーズをお持ちの方で、小型軽量のサブカメラをお探しのかたでしょうか?

だとしてもα6000の方が良いと思うのは、幣サイトだけでしょうか?




はたしてα7Cは売れるのか?




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