2018年コンパクトデジカメの最新動向

2018/11:発行



はじめに


止まりました。

やっと止まりました。

前回(2017年版)の記事を読んで頂いた方はお分かりでしょうが、2010年以降落ち続けていたデジカメの出荷台数にようやく歯止めが掛かりました。


レンズ一体型(青)とレンズ交換式デジカメ(赤)の出荷台数推移

上のチャートは前回の記事から1年伸びて2017年までのデジカメの出荷台数のグラフですが、レンズ一体型のデジカメの場合、2016年が1260万台だったのに対して、2017年は1330万台に僅かながら伸びています。

この分でいけば2018年はもっと伸びているかもしれません、と言いたいところですが、そうでもなさそうです。

2016年は熊本地震の影響(SONYの熊本工場が被害を受け撮像素子の出荷が大幅に遅延)で出荷台数が落ちたので、その反動で2017年は伸びたと考えるのが妥当な様です。

ですので、21018年のコンパクトデジカメの出荷台数は、前年より僅かに減って1200万台というのが大方の予想です。

そんな状況の中、各社における2018年のコンパクトデジカメの動向を、昨年と比べながら探ってみたいと思います。


definition


本題に入る前に、本書で扱うコンパクトデジカメの撮像素子の種類について述べておきます。


上の図をご覧頂きます様に、本書では1/2.3型と1/1.7型を小サイズ撮像素子、1型を1型撮像素子、4/3サイズからAPS-Cサイズまでを中サイズ撮像素子と呼ぶ事にします。


キヤノン


カメラ業界のトップであるキヤノンは、2018年もかなりの種類のコンパクトデジカメを発売しています。

具体的には、依然業界最多の15種類ものコンパクトデジカメを、擁(よう)しています。


小サイズ撮像素子搭載機


中でも最大の特徴は、スマホに完全に牛耳られた最も小サイズ撮像素子である1/2.3型撮像素子を搭載したコンパクトデジカメを、依然9機種も販売している事です。

この1/2.3型撮像素子搭載機を更に分けますと、グリップタイプが2機種、スリムタイプが4機種、そしてスタイリッシュタイプの3機種になります。

ちなみに以下が昨年のラインナップですので、スリムタイプが1機種増えているほどです。


2017年の1/2.3型撮像素子を搭載したPowerShotとIXYデジタル

またこれからお見せしますが、今年から公式HPに各機種の特徴を他社と同じ様にタグで表わす様になったので、見比べる方は多いに助かります。

これから、いくつか興味深い事が分かってきます。


【グリップタイプ】

先ずグリップタイプのハイズームモデルにおいては、間違いなく一定のニーズがある様で、ニコンを含めて他社も似た様なモデルを(多数とは言わないまでも)いくつか出しています。


1/2.3型撮像素子を搭載したグリップタイプのPowerShot

今年発売されたPowerShot SX70 HSは、先代に対して撮像素子が1600万画素から2000万画素にアップ、ファインダーの高精細化とモニターとの自動切換え、及び手振れ補正の向上、連写機能のアップ、4K動画対応、Bluetoothの新規搭載が図られています。

ただし、レンズは従来と同じ21-1365mmの65倍ズームです。

一方興味深いのは以前からある45倍ズーム(24-1080mm)のSX430の方で、これはモニター固定で、尚且つファインダーを搭載していないという事です。

ファインダー無しで、1080mmもの超望遠レンズで被写体を捕えるのは神業とも言えるのですが、それでも一定の需要はある様です。


【スリムタイプ】

次はスリムタイプです。


1/2.3型撮像素子を搭載したスリムタイプのPowerShot

キヤノンの宣伝文句に”ハイズームモデル”とある様に、やはり高倍率ズームを売りにしています。

4機種ありますが、その内3機種が40倍ズーム(24-960mm)を搭載しながら、ぎりぎり300g以下を達成し、残り1機種が25倍ズーム(25-625mm)で182gです。

この300gはちょうど文庫本2冊分程度の重さで、バックに入れてもさほど苦にならない程度ですので、気軽に持ち出せるかどうかの分岐点になります。

ただしスマホは200gを切る重さですので、この辺からもコンパクトデジカメの苦境が分かります。

また今どき自撮り可能な可動式モニターは必須だと思っていたのですが、搭載しているのは上位2機種だけで、残り2機種はモニター固定なのがこれまた驚きです。

ただし全機種2000万画素で、ストロボとWi-Fiと手振れ補正を搭載しており、最新機種(SX740)はBluetoothも搭載しています。

【スタイリッシュモデル】

スタンダードモデル=IXYシリーズになり、現在3機種存在します。


1/2.3型撮像素子を搭載したIXYデジタル

特徴は、12~8倍ズームを搭載し、フラシュ内蔵、モニター固定、重さ150g以下で、廉価版のIXY 200以外はWi-Fiと手振れ補正を搭載といった所でしょうか。

余談ですが、下位2機種のIXY 210と200は、2000万画素ながら依然CCD撮像素子を搭載しています。

以前でしたらCMOS撮像素子よりCCD撮像素子の方がコスト高ながら高感度/低ノイズと言われていたのですが、いつの間にか逆転した模様です。

おまけに動体には強いのではないかと思ったら、メカシャッターも搭載していますのでそれほどのメリットは無さそうです。


1型撮像素子搭載機


続いては1型撮像素子搭載機です。

下にあります様に、このカテゴリーには現在4機種がラインナップしており、昨年と変化ありません。


1型以上の撮像素子を搭載したPowerShot

なお1型撮像素子を搭載したモデルは、以下の様に明確に分類されます。

モデル 特徴
G3 X 高倍率(25倍)ズームを搭載モデル(電子ファインダー無し)
G5 X 電子ファインダーと明るい4.2倍ズームを搭載した高級モデル
G7 X 可動タッチパネルと明るい4.2倍ズームを搭載した普及モデル
G9 X モニター固定で3倍ズームを搭載した軽量モデル

キヤノンとしては、今後も1型撮像素子搭載機については、この様な分類で進めていくのでしょう。

またこのクラスにおいてもストロボと手振れ補正とWi-Fiは必須で、最新モデルにはBluetoothも搭載してきています。


中サイズ撮像素子搭載機


続いては1型サイズを超える中サイズ撮像素子搭載機です。


中サイズ撮像素子を搭載したPowerShot

昨年は1.5型撮像素子搭載の1機種だったのですが、今年はとうとうAPS-Cサイズ(それもデュアルピクセルAF機能有り)と電子ファインダーを搭載したモデル(G1 X Mark III)を追加してきました。

これはレンズ交換式ミラーレス機であるEOS Kiss Mのレンズ固定版と言っても良いでしょう。

特に驚きなのは、3倍ズームと電子ファインダーを搭載しながら399gに抑えた事です。

ですので、もしEOS Kiss Mを買おうと思っていて、実際には殆どレンズ交換をしないのならば、断然こちらがお勧めと言えます。

またこのクラスにおいてもストロボと手振れ補正とWi-Fiは必須で、新しいモデルにはBluetoothも搭載しており、水中撮影可能なウォータープルーフケースも用意されています。


まとめ


キヤノンの傾向をまとめると以下の様になります。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
グリップ 60~45倍の光学ズームを搭載し、電子ファインダー搭載モデルも有り 2
スリム 40~25倍の光学ズームを搭載し、モニター可動と固定タイプに分かれる。 4
スタイリッシュ 12~8倍の光学ズームを搭載し、モニターは固定。 3
1型サイズ
(1型)
4タイプ ①高倍率ズームを搭載した高倍率モデル
②電子ファインダーと可動タッチパネルを搭載した高級モデル
③可動タッチパネル搭載の普及モデル
④モニター固定の小型軽量モデル
4
中サイズ
(1.5型 )
(APS-C)
2タイプ ①1.5型撮像素子+電子ファインダー無し
②APS-Cサイズの撮像素+電子ファインダー搭載
2

上の表をご覧頂きます様に、かなりすっきりした分類になりますので、キヤノンは当面この商品構成でコンパクトデジカメの販売を進める様な感じです。


ニコン


続いてはニコンです。

小サイズ撮像素子搭載機


ニコンもCOOLPIXのブランド名で、依然7台もの1/2.3型撮像素子を搭載したコンデジを発売しています。

ただし昨年(2017年)は以下の様に9機種販売していましたので、残念ながらスリムタイプが2機種減ったという事になります。






2017年の1/2.3型撮像素子を搭載したCOOLPIX

それではまた、グリップタイプの高倍率ズーム搭載機から個々に見ていこうと思います。


【グリップタイプ】

ニコンの高倍率ズーム機である最新のCOOLPIX P1000は、キヤノン以上に気合が入っていています。


1/2.3型撮像素子を搭載したグリップタイプのCOOLPIX

具体的には、キヤノンのSX70 HSが、フルサイズ換算で最大焦点距離1365mmの65倍ズームなのに対して、COOLPIX P1000は何と最大焦点距離3000mmの125倍ズームを搭載しているのです。

フルサイズ換算で3000mmと言われてもピンとこないでしょうが、満月を撮るとフレームからはみ出るほどなのですから、その凄さは分かって頂ける事でしょう。


COOLPIX P1000の最大ズームで撮影した満月の写真

こうなってくると、もう天体望遠鏡並みです。

おまけに、本機には電子ファインダーやバリアングルモニター、最新のBluetoothまで必要な物は一通り搭載されています。

ただしキヤノンと同様に、その末弟の40倍ズーム機は、(モニターは上下可動式になっているものの)ファインダー無しです。

またキヤノンと異なるのは、いずれも依然1600万画素の撮像素子を搭載しており、これでISO感度を稼いでいる様です。


【スリムタイプ】

これはもう見る影も無いと言ったら言い過ぎでしょうが、以下の様に廉価版の2機種しかありません。


なぜか2018年の販売ランキングにこの機種が載る事がありますが、相当値引きしているのは間違いないでしょう。

という訳で、この2機種が完売したら、来年ニコンにおけるこのセグメントは空席になるかもしれません。


【防水タイプ】

キヤノンにはありませんでしたが、ニコンには防水タイプのコンデジが存在します。


このタイプの市場もそこそこあるのは間違いないのですが、はたしてどこまで続けられるでしょうか?

2機種ともモニター固定ですので、これがモニター可変にしてくれるともっと需要があると思うのですが。

NIKONOSブランドで、水中カメラを普及させたニコンの底力を見せてほしいものです。


1型撮像素子搭載機


覚えていらっしゃるかもしれませんが、1型撮像素子を搭載していたニコンDLシリーズは熊本地震に伴い発売中止になりました。


発売中止となった1型撮像素子を搭載していたNikon DLシリーズ

このため、このカテゴリーのデジカメも存在しませんし、余程の事がない限り今後も出る事はないでしょう。

まとめ


ニコンの全体の傾向としては、先ず1/2.3サイズ撮像素子搭載のスリムタイプのコンパクトデジカメは現行品で全て打ち切り(生産終了)になるのでしょう。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
グリップ 125~40倍の光学ズームを搭載し、上位2機種は電子ファインダー搭載 3
スリム 光学ズーム5倍の2機種が存在するのみで、来年は消滅する可能性大 2
防水 水深30mと10mモデルが存在するが、これも今後いつまであるか微妙 2

また、高倍率タイプと防水タイプについては、需要があれば今後も開発を続けるでしょうが、売り上げが伸びなければ、今後縮小していく可能性もありそうです。


SONY


ソニーもキヤノンと同様、この分野にもまだ力を入れています。

と言いたい所ですが、大きな変動がありました。

小サイズ撮像素子搭載機


何があったかと言えば、下にある1/2.3型撮像素子を搭載したモデルは2017年末には6機種存在していたのですが、2018年末にはこれらの機種が全て姿を消してしまったのです。






2018年中に姿を消してしまった1/2.3型撮像素子を搭載したCyber Shot

かなり驚きではないでしょうか。

既にカシオも2018/5にコンパクトデジカメからは撤退しており、SONYオマエもか、と言った感じではないでしょうか。


1型撮像素子搭載機


ですがご安心ください。

下をご覧頂きます様に、1型撮像素子を搭載した1型撮像素子搭載機はまだまだ健在です。







1型撮像素子を搭載したSONYのRXシリーズ

おまけに今年は、上の図の2機種が新発売されましたので、昨年の7機種から9機種に増えています。

これは新旧のモデルによってできる事と値段が異なるため、ラインナップとして共存できる事と、この1型コンデジを早くから発売する事で、一定の市場シェアを確保したためとも言えます。

なおこれらのモデルは特徴をキヤノンの様に簡単に分類できないので、違いを知りたい方はこちらをご覧ください。


フルサイズ撮像素子搭載機


ソニーはご存知の通りAPS-Cサイズの撮像素子を搭載した一眼レフとミラーレス一眼があるのですが、その撮像素子を搭載したコンパクトデジタルカメラは存在しません。

ただしフルサイズの撮像素子を搭載したコンパクトデジタルカメラはあるものの、コンパクトと呼ぶには余りに高価で大きいいので、詳細は割愛します。

     
RX1RM2     RX1R      RX1 

まとめ


ソニーの傾向をまとめると以下の様になります。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
3タイプ 2018年撤退 0
1型サイズ
(1型)
グリップ 8.3~25倍の高倍率ズームを搭載したグリップタイプ 3
スリム 3~8.3倍のズームを搭載したスリムタイプ 6
フルサイズ レンジファインダースタイル 35mm F2.0レンズ搭載 3


フジフィルム


お次はフジフィルムです。

小サイズ撮像素子搭載機


昨年は水中カメラのXP120だけの販売だったのですが、今年はどうなったでしょうか?


FINEPIXの現行モデル

上をご覧頂きます様に、新たにBluetoothを搭載したXP130が追加されました。

とは言え、XP120は在庫が残っているだけの話で、来年はXP130のみになるのでしょう。


中サイズ撮像素子搭載機


また中サイズ撮像素子搭載機としては、同社のAPS-Cサイズのミラーレス一眼のレンズ固定版とも言えるX-Trans CMOS IIIを搭載したX100F(換算35mm F2.0)を販売していました。


APS-Cサイズ撮像素子搭載のプレミアムコンパクト

これに対して、廉価版ともいえるXF10(換算28mm F2.8)を新発売しましたので、この中サイズの撮像素子を使ったコンパクトデジカメ市場がそれなりに裾野を広げてきたのが分かります。

まとめ


フジフィルムをまとめると以下の様になります。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
防水 20m防水の新旧 2
中サイズ
(4/3サイズ)
スリム 35mm F2.0レンズとハイブリッドファインダー搭載
28mm F2.8レンズのスナップ用でファインダー非搭載
2



パナソニック


さて続いてはパナソニックです。

小サイズ撮像素子搭載機


これはびっくりです。

なんとパナソニックの1/2.3型撮像素子を搭載したコンパクトデジカメは、昨年と同じが4機種残存しています。




いずれも4K動画と、その動画からの切り出しである4Kフォトが撮れるのが売りになります。


1型撮像素子搭載機


また1型撮像素子を搭載したコンデジは、DC-TX2が増えて現在4機種があります。


特徴としては、他社と同じく高倍率のグリップタイプが1機種、中倍率のスリムタイプが2機種、低倍率ながら大口径レンズ搭載タイプが1機種となっています。


中サイズ撮像素子搭載機


そして最後が、4/3(フォーサーズ)サイズの撮像素子を搭載して、マニュアル操作方式で3.1倍ズームのLX100M2となります。


このカテゴリーは昨年1機種(LX100)で、その後継機がLX100M2になります。

変更点は画素数アップ、タッチパネル採用、Bluetooth搭載(ただしNFC削除)、モニター解像度アップと、順当な進化を遂げていますので、このカテゴリーの市場は間違いなくある様です。

ただし内蔵ストロボは搭載していませんし、モニターは固定のままです。


まとめ


パナソニックをまとめると以下の様になります。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
グリップ 60~24倍の光学ズームを搭載し、いずれも電子ファインダー搭載 2
スリム 30倍の光学ズームと電子ファインダーを搭載し、180度可変モニター可動と固定タイプの2機種。 2
1型サイズ
(1型)
グリップ 20倍の光学ズームと電子ファインダー搭載 1
スリム 15~10倍の光学ズームと電子ファインダーを搭載し、モニターは固定。
3倍の光学ズームと電子ファインダー非搭載ながら
モニター可変
2

1
中サイズ
(1.5型 )
(APS-C)
2タイプ 3.1倍の光学ズームと電子ファインダー搭載ながら
モニター固定
1



オリンパス


オリンパスは更に驚きです。

2018年末の時点で、コンパクトデジカメは存在しません。

少なくとも昨年までは、以下の3機種がHPにアップされていたのですが、今はもぬけの殻です。


ご存知の通り、オリンパスは潔く一般的なコンパクトデジカメ市場からは2017年の時点で完全に撤収していました。

その代わりと言っては何ですが、1/2.3型撮像素子を搭載した防水カメラを発売していたのですが、今ではそれすら無くなってしまいました。

どうも調べてみると熊本地震(2016/4)による部品のショートと、中国の深セン工場の撤退が重なったためと思われます。

恐らく来年には新機種が発売される事を期待したいと思います。

特に、下にありますモニターのチルト機構を備えたTG-870の後継機の復活が待たれます。


まとめ


オリンパスをまとめると以下の様になります。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
防水 撤退? 0


リコー(ペンタックス)


昨年は以上でおしまいにしていたのですが、今年はその他のメーカーも記録として残しておく事にしました。

リコーについては以下をご覧の様にユニークなコンパクトデジカメが多く見られます。


小サイズ撮像素子搭載機


リコーの1/2.3型撮像素子を搭載したコンパクトデジカメでは、WGシリーズの水中カメラ、G800の業務用カメラがあります。

WGシリーズは現在3機種存在しますが、EG-50はWG-40に対してモニターの自動輝度調整機能を追加になり、またWG-50 がEye-Fiカード対応だったのに対し、WG-60はFlashAirカード対応になり、実質的な差は殆ど見当たりません。

なおG800については、防水防塵、耐衝撃耐薬品、セキュリティー機能等、こんな用途もあったのかと思わせる様な仕様になっています。

またTHETA SC(フルHV)とTHEATA V(4K)は360度カメラ、WG-M2はアクションカメラです。

中サイズ撮像素子搭載機


GR IIは言わずと知れた、APS-Cサイズのスナップ用コンパクトデジカメです。

28mmの単焦点レンズを搭載した本機は、そのシンプルさ故か他方面にも影響を与え、フジフィルムのXF10もその影響を受けたと思われます。

まとめ


リコーをまとめると以下の様になります。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
防水 20m防水で名目上3機種存在
360度カメラとアクションカメラが各1機種。
3
2
中サイズ
(APS-Cサイズ)
スリム 28mm F2.8レンズのスナップ用でファインダー非搭載 1



カシオ


既にコンパクトデジカメから撤退を決めたカシオですが、2018年末の時点の商品構成は以下の通りです。


小サイズ撮像素子搭載機


カシオの小サイズ撮像素子搭載機は、以下の通りです。

カメラのGショック版とも言える耐衝撃性を高めたG'z EYE

SNS用に特化したLIFE STYLE

ゴルフ上達に役立つ機能が満載したSPORTS

自撮りとレタッチにこだわった12倍ズームで1200万画素のZR3200

同じく18倍ズームと1600万画素のZR1800

光学10.7倍のズームレンズを搭載した学術的な用途を考慮したハイスピードカメラEX-100PRO

基本仕様は同じでスポーツや動物撮影を意識したEX-100F

まとめ


カシオをまとめると以下の様になります。

クラス
(撮像素子)
タイプ 特徴 機種
小サイズ
(1/2.3型)
防水 カメラのGショック版 1
特殊 SNS用とゴルフ用の分離タイプ 2
スリム 自撮り対応モデル 2
小サイズ
(1/1.7型)
スリム ハイスピードモデル 2

お伝えしております様に、上記モデルが売切れたらカシオのコンパクトカメラは販売終了になります。


まとめ


それではまとめです。

2018年末時点のメーカー別コンパクトデジカメのモデル数
撮像素の種類 キヤノン ニコン ソニー フジ パナ オリンパス リコー カシオ
小サイズ 9 7 0 2 4 0 5 7 34
1型サイズ 4 0 9 0 4 0 0 0 17
中サイズ 2 0 0 2 1 0 1 0 6
フルサイズ 0 0 3 0 0 0 0 0 3
15 7 12 4 9 0 6 7 60

1. 小サイズ撮像素子を搭載したコンパクトデジカメは、超望遠タイプ、防水タイプ以外は、スマホに淘汰され減少してきているが、キヤノンのみ依然9機種のモデルを擁している。

2. 小サイズに代わって1型撮像素子を搭載したコンパクトデジカメが増えてはいるものの、扱っているのは3社だけである。

3. さらに1型超の撮像素子を搭載したモデルは、現在4社が発売しており、今後もこれらの機種は増えていくと思われる。


4. 大方の予想としては、スマホと同じ小サイズ撮像素子を搭載したコンパクトデジカメは、今後更に減少すると見られているが、本サイトの予想としては、それは有り得ないシナリオと考える。

何故ならば、スマホのカメラがどうしてもコンデジを越えられない、技術的な障壁があるからです。

その障壁とは何かについては(殆どご存知でしょうが)、近々にアップしますので、お楽しみに。





2018年コンパクトデジカメの最新動向

戻る

2017年コンパクトデジカメの最新動向

次へ

ネットでは語られないEOS Rの実力




Copyright (c) 2015 Photo Cafeteria
This site is link free.

ご意見/ご感想等ありましたら是非こちらに。
Your response would be highly appreciated.




ホーム頁へ戻る