写真写りを良くする方法
(可愛く写るための全10章)

Jan. 2013:発行
Jul. 2019:更新

目次



第5章:カメラの高さは被写体の中央


誰が言い出したのか不明ですが、全身を撮る場合、脚が長く見える様にローアングルで撮った方が良い(カメラを低く構えて撮った方が良い)と言われています。


ところがそんな撮影を実際にすると、上の写真の様に足が大きくて頭の小さい不自然な写真になり、且つ表情も全く見えなくなります。

また普通の記念写真においても、見上げる写真や見下ろす写真より、人物に対して水平に撮ったものが、最も自然な気がしませんでしょうか。

  
下から           ほぼ水平            上から

ですので、カメラの高さは写る範囲の中央が無難な高さだと覚えておいて下さい。

一昔前の人物写真において、ウエストレベルのカメラが重用されたのは、フィルムの大きさと共にカメラを構えた高さが人物の中心に位置した事も大きく影響しているのです。


人物写真で重用されたスウェーデン製中判カメラHasselblad

第2章の写真も、全てそうなっている事で分かって頂けると思います。


第6章:髪に風を入れる


実際にはかなり難しいのですが、髪を風になびかせると間違いなくインパクトのある写真が撮れます。

  

ただし失敗すると、ただの強風で乱れた髪の写真になります。

とは言えものは試しです。もし風がある日でしたら、積極的に利用して撮ってみましょう。

ただし屋外の風はどう吹くか予想が付かないし、表情もどうなるか分からないため、連続で撮り続ける事が上手く撮るコツです。

なおもし室内での撮影ならば、ヘアードライヤーで人口的に髪をブローする手もあります。

お手軽の割には効果が非常に高いので、マンネリ打破にはかなりお勧めです。


第7章:光の向き変える


大昔から、人物写真を撮るときは順光でと言われますが、これも大間違いです。

時間帯にもよりますが、順光の場合、まぶしそうな顔に写ってしまいますので、笑顔どころではありません。

屋外でポートレートに適している光は、むしろ瞳が大きく、顔に影が出ず、髪が光って見える逆光だと思って頂いた方が良いくらいです。

   

ただしこれも周囲の状況、あるいは太陽の高さでも変わってきますので、色々向きを変えて撮ってみるのが一番です。

例えばですが、モデル撮影においてトップライトは影がきつくなるので、避けるのが常識になっています。

ところが、初めにお見せした海辺の写真では、トップライトであるが故に、水着の模様と胸元の光と影の組み合わせが、立体的で幾何学的な美しさを醸し出しています。


ですので、お勧めは撮影者にお願いして、貴方の回りを一周しながら撮って貰う事です。

自分に射す光の方向が変わる事で、自分でも予想しなかった可愛い自分が撮れるかもしれません。

身分証明書の写真はおブスで十分

話が少々外れますが、殆どの方が身分証明書の写真も綺麗に撮りたいと思われているのは間違いないでしょう。

ですが、それは全くもって意味のない事です。

というよりむしろ弊害の方が大きいという事を知っておいて頂きたいと思います。

良く考えてみて下さい。

例えばパスポートですが、折角可愛く写った所で、じっくり見るのは出国係官と他国の入国係官だけです。

それ以外ではせいぜい同行者が出国の列に並んでいる際、ちらっと覗く程度で、殆どの時間はタンスの中です。

なお余談ですが、上図の様にパスポートの写真において顔のサイズが細かく決められているのは、顔認証ソフトが正確に働くためです。

話は戻って、普段携帯している運転免許証にしても、スピード違反で呼び止めたパトカーの警察官か、レンタカーの受け付け、もしくは身分証明書を要求するレンタルビデオショップのアルバイト店員ぐらいしか見ないのです。

そんな写真に綺麗に写る必要はない、と思いませんか?

と、ここまでなら綺麗に写って損とまでは言えないのですが、問題はこれらを落としたり、紛失したときです。

例えばですが、非常に美しい女性が写った免許証とそうでない免許証が落ちていた場合、どちらが速く警察に届けて貰えると思いますか?

当然拾った方次第でしょうが、万一よこしまな思いを持った方が拾ったとしたら、氏名も誕生日も住所も記載されている美人が写った免許書を即効で警察に届けるでしょうか。

という訳で、個人情報満載の身分証明書の写真は、多少おブスに写っている方が何かあった時には得になるという事を知っておいて頂ければと思います。

ただしお見合い写真、あるいは履歴書の写真については、それだけで一時審査の成否に関わる可能性がありますので、(似てないと言われようが、どうしようが)思いっきり可愛く写っておく必要があります。




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