チルトとバリアングルのどちらが優勢なのか

2020/04/29:発行

目次


  1. はじめに
  2. デジカメの年表
  3. APS-Cサイズ一眼レフ
  4. フルサイズ機一眼レフ
  5. マイクロ4/3サイズミラーレス一眼
  6. APS-Cサイズミラーレス
  7. フルサイズミラーレス一眼
  8. まとめ

1. はじめに


ソニーのα7シリーズからEOS Rに乗り換えて、静止画撮影におけるバリアングルモニターの使い勝手の悪さに辟易しました。


180度開かないと上にも下にも向けられないバリアングルモニター

そうは言っても、バリアングルにはそれなりの長所もあって、お好きな方もいらっしゃる事でしょう。

そんな訳で、市場にあるレンズ交換式デジカメの背面モニターは、バリアングルとチルトのどちらが多いのか調べてみました。

どんな結果になるかお楽しみに。


2. デジカメの年表


さて、通常でしたら撮像素子の大きいデジカメ順で見ていくのが順当なのかもしれませんが、ここでは古い順、すなわち普及したのが早くて歴史の長いデジカメから見ていきたいと思います。

自然淘汰ではありませんが、当然ながら良い物の方が残っていく確立は高いので、歴史の長いものから見ていった方が、その辺の傾向が掴み易いかもしれません。

そんな訳で、デジカメの種類(以降セグメントと呼ぶ)毎に誕生年を調べた結果が、以下の表になります。

レンズ交換式デジカメのセグメント別誕生年
# 年代 セグメント 代表機種
1 2003年 APS-Cサイズ一眼レフ EOS Kissデジタル
2 2005年 フルサイズ一眼レフ EOS 5D
3 2007年 4/3サイズ一眼レフ Olympus E-510
4 2008年 マイクロ4/3ミラーレス LUMIX DMC-G1
5 2010年 APS-Cサイズミラーレス SONY NEX-3
6 2011年 1/2.3型ミラーレス Pentax Q
7 2011年 1型ミラーレス Nikon 1 V1
8 2013年 フルサイズミラーレス SONY α7

これをご覧頂きます様に、この20年程の間に8セグメントものレンズ交換式デジカメが生まれ、5セグメントは今もまだ生き残っているのは大したものです。

なお一部のセグメントにおいては、上記年代以前にも売り出されていた機種もあるのですが、ここでは一般ユーザーにも何とか手が届く様になった機種が発売された年を誕生年としています。

そんな訳で、レンズ交換式のデジカメの中でも最も歴史の古いAPS-Cサイズの一眼レフから見ていきたいと思います。



3. APS-Cサイズ一眼レフ


下の表が、かれこれ20年近く市場で揉まれてきて、現在発売中のAPS-Cサイズ一眼レフの背面モニターの一覧です。

APS-Cサイズ一眼レフの背面モニターの一覧
機種\項目 サイズ ドット数 タッチパネル 可変形式
Nikon D500 3.2型 236万ドット チルト
SONY α77II 3.0型 123万ドット × チルト+
横開きバリアングル
EOS 7D II 3.0型 104万ドット × 固定
EOS 90D 3.0型 104万ドット バリアングル
EOS 9000D 3.0型 104万ドット バリアングル
EOS Kiss X10i 3.0型 104万ドット バリアングル
EOS Kiss X10 3.0型 104万ドット バリアングル
EOS Kiss X90 3.0型 104万ドット バリアングル
Nikon D5600 3.2型 104万ドット バリアングル
Nikon D7500 3.2型 92万ドット チルト
Nikon D3400 3.0型 92万ドット × 固定
Pentax KP 3.0型 92万ドット × チルト
Pentax K-70 3.0型 92万ドット × バリアングル

なおこの表は、区別し易い様にバリアングルモニター採用機種をピンクの網点で、その他を白背景のままにしています。

また背面モニターのドット数が多い順に並べていますので、上にある機種ほど上位機種と思って頂ければと思います。

これをご覧頂きます様に、半分以上がバリアングルモニターですので、少なくともAPS-Cサイズの一眼レフにおいてはこれが主流の様です、と言いたい所ですがそうでもありません。

良く良く見ると、バリアングルを採用している7機種中5機種はこのセグメントで最も販売機種が豊富なキヤノン機なのです。

そしてキヤノン機でバリアングルを採用していないのは、現時点で在庫些少のEOS 7D II(フラッグシップ機)のみで、これは依然モニターは固定のままです。


未だに固定モニターの最上位機種EOS 7D II

という事は、キヤノンはこのセグメントでは機種別ポジションに一切関係なく、可変モニターは全てバリアングルを採用しているという事です。


バリアングルモニターを採用した中級機のEOS 90D

それも一律に3型の104万ドットですので、コスト的にもかなり有利です。

なぜこんなにもキヤノンとキヤノンユーザは、バリアングルが好きなのでしょうと言いたい所ですが、もしかしたら従来の固定式からのステップアップでしたらバリアングルで十分なのかもしれません。

一方ニコンにおいては、フラッグシップ機であるNikon D500とその次のハイアマチュアクラスになるNikon D7500は、チルト式を採用しています。


チルト式背面モニターを採用しているNikon D500

この両社の背面モニターに関する思想の違いは、ニコンは上級者もこのセグメントのモデルを使うと想定しているのに対して、キヤノンはこのセグメントはフルサイズより下のクラスだと認識しているからではないでしょうか。

実際ニコンのこのセグメントでの初代フラッグシップ機であるD100の発売が2002年、その次のD200が2005年なのに対して、キヤノンのフラッグシップ機である初代EOS 7Dが発売されたのが2009年になってからなのです。

ニコンはこのマーケットの頂上から攻めていき、キヤノンは裾野から攻めてきた差がこの背面モニターの差に出ているのではないでしょうか。

そしてこの大きなマーケットを制したのは、キヤノンだったという訳です。

話は戻って、そしてニコンの入門機であるD5600はバリアングルモニターを搭載しています。


バリアングルモニターを採用したNikon D5600

この理由は、このクラスの入門機ではどうしても自撮りが必須条件となり、バリアングルが妥当なのかもしれません。

また、最廉価版のD3400は依然固定モニターになっているのは、当然ながらコストを徹底的に抑えるためでしょう。


固定式モニターを採用した最廉価モデルのNikon D3400

本書としては、ニコンの考えの方がむしろ理に適(かな)っていると思うのですがいかがでしょうか。

これまでをまとめると、以下の様になります。

ニコンとキヤノンにおける背面モニターの可変方式
メーカー ニコン キヤノン
上級機
中級機
高コストなれど、静止画撮影に向いているチルト式 コストも抑えられ自撮りも
縦撮影も可能なバリアングル
入門機 自撮りが可能で低コストのバリアングル
廉価機 最も低コストの固定式

ペンタックスもニコンと似た状況で、従来は固定モニターだったのですが最新の中上級機のPentax KPはチルト式で、入門機のPentax K-70はバリアングルを採用しています。


中上級機のPentax KPはチルト式モニター

最後にソニーですが、ここも最初は固定式で、次にチルト式、後に縦開きのバリアングルで、現在発売中のα77 IIはここでは最も優れていると言えるチルト+バリアングル方式を採用しています。(詳細はこちら


ソニーのα77 IIは自撮りも可能なチルト+バリアングルモニター

そんな訳で、各社の背面モニターをまとめると、以下の様になります。

APS-Cサイズ一眼レフにおける各社の背面モニター可変方式
クラス ニコン キヤノン ペンタックス ソニー
上級機 チルト 固定 チルト チルト+
縦開きバリアングル
中級機 チルト バリアングル
入門機 バリアングル バリアングル バリアングル
廉価機 固定式 バリアングル

お伝えしました様にキヤノンが制したマーケットですので、ここはバリアングルが優勢と言えそうです。

そしてもう一つここで分かった事は、以下の順にコスト高になるという事です。

固定式 < バリアングル < チルト < チルト+バリアングル


4.フルサイズ機一眼レフ


続いては、既に15年の歴史を持つフルサイズ一眼レフです。

フルサイズ一眼レフのモニター仕様(ドット数順)
機種 \項目 サイズ ドット数 タッチ
パネル
可変方式
Nikon D6 3.2型 236万ドット 固定
Nikon D8500 3.2型 236万ドット チルト
Nikon D7800 3.2型 236万ドット チルト
EOS-1DX Mark III 3.2型 210万ドット 固定
EOS 5D Mark IV 3.2型 162万ドット 固定
SONY α99 II 3.0型 123万ドット X チルト+
縦開きバリアングル
Pentax K1 II 3.2型 104万ドット X フレキシブルチルト
EOS 6D II 3.0型 104万ドット バリアングル
Nikon Df 3.2型 92万ドット X 固定

ここは、先ほどと状況が一変します。

先ほどはバリアングルが半分以上を占めていたのですが、ここではバリアングルはキヤノンの1機種しかありません。

先ずニコンについては、全てのフルサイズ一眼レフに大きくて解像度の高い3.2型236万ドットのモニターを採用しており、ここでもモニターを重要視しているのが分かります。

またプロ用モデルであるNikon D6(キヤノンのEOS-1DX Mark IIIも)は、固定モニターを採用していますが、これは信頼性と耐久性が高いのと、何よりこの手のモデルを使うユーザーはモニターを使った撮影を殆どしていない事を伺わせます。

次にキャノンですが、お伝えしたプロ用モデルであるEOS-1DX Mark IIIはNikon D6と同じだとして、中級機のEOS 5D Mark IVは依然固定式モニターのままで、入門機のEOS 6D IIにおいてはAPS-Cサイズ一眼レフと同じバリアングルモニターです。


EOS 6D IIの背面モニターは、APS-Cサイズ機と同じ3型104万ドットのバリアングル

おまけにその液晶も、同じ3型104万ドットですので、相変わらず背面モニターを軽視しているとしか思えません。

一方ソニーとペンタックスは、下の様に非常に手の込んだ可変方式を採用しているのは、好感が持てできます。(詳細はこちら

 
レンズの光軸を中心に前後左右斜めにも向くPentax K-1 IIの背面モニター

まとめると、以下の様になります。

フルサイズ一眼レフにおける各社の背面モニター可変方式
クラス ニコン キヤノン ソニー ペンタックス
上級機 固定 固定 チルト+
バリアングル
フレキシブル
チルト
中級機 チルト 固定
初級機 チルト バリアングル

いずれにしろ、ここではバリアングルは少数派(キヤノンだけ)であるのは間違いありません。


5.マイクロ4/3サイズミラーレス一眼


続いては、上市されてから12年目のマイクロ4/3のミラーレス一眼です。

フルサイズ一眼レフのモニター仕様(ドット数順)
機種\項目 サイズ ドット数 タッチパネル 可変方式
Lumix DC-GH5S 3.2型 162万ドット バリアングル
Lumix DC-G99 3.0型 123万ドット バリアングル
OM-D E-M1 Mark III 3.0型 104万ドット バリアングル
OM-D E-M5 Mark III 3.0型 104万ドット バリアングル
Lumix DC-G9 3.0型 104万ドット バリアングル
OM-D E-M10 Mark III 3.0型 104万ドット チルト
Olympus Pen E-PL10 3.0型 104万ドット 自撮り可能チルト
Lumix DC-GF9 3.0型 104万ドット 自撮り可能1軸チルト

これまた一気に様相が変わって、またもやバリアングルモニターが多くなりました。

それも、高級機ほどバリアングルモニターが採用される傾向が見て取れます。

それを知って頂いた上で、先ずパナソニックのLumixですが、元々家電メーカーなので動画撮影に便利なバリアングルが主流になったとも言えば、ピンクが多いのも何となく納得できるでしょう。

ただし分からないのが、オリンパスです。

元々スチールカメラメーカーのオリンパスですので、ニコンやペンタックスと同様初代OM-D E-M1(フラッグシップ機)やOM-D E-M5(中級機)にはチルト式を採用していました。

ところが、何故か2代目以降は、両機ともバリアングルを採用しているのです。


OM-D E-M1 Mark IIIのバリアングルモニター

それだけならば、小型機なので自撮りを優先した様にも思えるのですが、何故か入門機のOM-D E-M10 Mark IIIは自撮り非対応のチルト式を採用しているのです。



OM-D E-M10 Mark III

コストを考えれば、バリアングルの方が妥当だと思うのですが、なぜ入門機にチルト式を搭載し、上級機をバリアングルにしているのでしょうか。

すなわち、今まで見てきたニコンやペンタックスの真逆の思想なのです。

いずれにしろ、上記をまとめると以下の様になり、上位機種ほどバリアングルの傾向があります。

マイクロ4/3サイズミラーレス一眼における各社の背面モニター可変方式
クラス パナソニック オリンパス
上級機 バリアングル バリアングル
中級機 バリアングル バリアングル
自撮り可能チルト チルト
初級機 自撮り可能チルト 自撮り可能チルト

更に、ここでもう一つ言える事があります。

この手の小型カメラにおいては、自撮りがほぼ必須条件という事です。

実際上の表を見ると大多数が自撮りに対応しています。

唯一例外は、先ほどのOM-D E-M10 Mark IIIです。

もしかしたらオリンパスは、これで市場の評判を探ってみようとでも、思っているのではないでしょうか?


6. APS-Cサイズミラーレス


続いては、市場で10年が経過したAPS-Cサイズのミラーレス一眼です。

APS-Cサイズミラーレス一眼レフのモニター仕様(ドット数順)
機種\項目 サイズ ドット数 タッチパネル 可変方式
EOS M5 3.2型 162万ドット 自撮り可能チルト
Nikon Z50 3.2型 104万ドット 自撮り可能チルト
X-T4 3.0型 104万ドット バリアングル
X-T3 3.0型 104万ドット 3方向チルト
EOS Kiss M 3.0型 104万ドット バリアングル
SONY α6600 3.0型 92万ドット 自撮り可能チルト
SONY α6400 3.0型 92万ドット 自撮り可能チルト
SONY α6100 3.0型 92万ドット 自撮り可能チルト
APS-Cサイズ機のモニター仕様(ドット数順)

ここでもバリアングルが減りますが、フジフィルムのX-T3以外どれも自撮り可能という特徴があります。

そしてもう一つ興味深いのは、今まで3型104万ドットのバリアングルばかり採用していたキヤノンが、EOS M5においては、何と3.2型162万ドットの自撮り可能チルト式モニターを採用している事です。


EOS M5は、自撮り可能チルト式モニターを採用

この3.2型の162万ドットと言えば、フルサイズ一眼レフのEOS 5D Mark IVと同じ液晶です。

そして、キヤノンのレンズ交換式カメラで唯一チルト式を採用しているのです。

これは、かなり驚きではないではないでしょうか?

調べてみるとEOS M3以降(それ以前は固定)、EOS Mシリーズは代々チルト式モニターを採用しています。

なぜキヤノンはEOS Mシリーズだけ、チルト式モニターを採用しているのでしょうか?

言い忘れましたが、EOS M5の発売されたEOS Kiss Mはいつものバリアングルを採用しています。

 

現在市場価格は逆転していますが、EOS Kiss MはEOS M5より下位機種になるので、コストの安い液晶とバリアングルを採用するのは当然と言えるかもしれません。

いずれにしろ、キヤノンもチルト式の価値を認識しているとしたら、今後他機種にもチルト式を採用する可能性は十分あります。

以上をまとめると、以下の様になります。

APS-Cサイズミラーレス一眼における各社の背面モニター可変方式
クラス ソニー フジフィルム キヤノン ニコン
上級機 自撮り可能チルト バリアングル 自撮り可能チルト 自撮り可能チルト
チルト
中級機 自撮り可能チルト チルト バリアングル
初級機 自撮り可能チルト 固定

これをご覧頂きます様に、少なくともここではバリアングルは少数派と言えそうです。

なお言い忘れましたが、従来フジフィルムのX-Tシリーズはチルト式だったのですが、最新のX-T4では動画を考慮してかバリアングルに変更になりました。

これが吉と出るか凶と出るか、興味のある所です。


7. フルサイズミラーレス一眼


最後は、フルサイズのミラーレス一眼です。

フルサイズミラーレス一眼のモニター仕様(ドット数順)
機種 \項目 サイズ ドット数 タッチ
パネル
可変方式
Lumix S1H 3.2型 210万ドット チルト+横開きバリアングル
Lumix S1 3.2型 210万ドット 3方向チルト
Nikon Z 6 3.2型 210万ドット チルト
EOS R 3.15型 210万ドット バリアングル
SONY α9 3.0型 144万ドット チルト
SONY α7R III 3.0型 144万ドット チルト
EOS RP 3.0型 104万ドット バリアングル
SONY α7 III 3.0型 92万ドット チルト

上の表をご覧頂きます様に、ここでもバリアングル機構を採用しているのはキヤノンだけで、競合他社はチルト式か、もしくは色々手の込んだ方式を採用しています。

特にパナソニック(Lumix)は、動画主体のLumix S1Hにチルト+横開きバリアングル、静止画主体のLumix S1には3方向チルトを奢っており、モニターにもかなりのコストを掛けているのが分かります。

 
Lumix S1Hのチルト+横開きバリアングル

まとめると以下の様になります。

フルサイズミラーレス一眼における各社の背面モニター可変方式
クラス ソニー キヤノン ニコン パナソニック
上級機 チルト N/A N/A チルト+横開きバリアングル
3方向チルト
中級機 チルト バリアングル チルト
初級機 チルト バリアングル チルト


8. まとめ


それでは全体のまとめです。

①歴史の最も長いAPS-Cサイズ一眼レフの背面モニターの可変方式においては、以下の様な傾向があり、僅かにバリアングルが優勢と言える。

APS-Cサイズ一眼レフにおける各社の背面モニター可変方式
クラス ニコン キヤノン ペンタックス ソニー
上級機 チルト 固定 チルト チルト+
縦開きバリアングル
中級機 チルト バリアングル
入門機 バリアングル バリアングル バリアングル
廉価機 固定式 バリアングル

②フルサイズ一眼レフについては、以下の様な傾向があり、明らかにバリアングルは少数派である。

フルサイズ一眼レフにおける各社の背面モニター可変方式
クラス ニコン キヤノン ソニー ペンタックス
上級機 固定 固定 チルト+
バリアングル
フレキシブル
チルト
中級機 チルト 固定
初級機 チルト バリアングル

③マイクロ4/3サイズミラーレス一眼においては、以下の様な傾向があり、上位機種ほどバリアングルを採用している。

マイクロ4/3サイズミラーレス一眼における各社の背面モニター可変方式
クラス パナソニック オリンパス
上級機 バリアングル バリアングル
中級機 バリアングル バリアングル
自撮り可能チルト チルト
初級機 自撮り可能チルト 自撮り可能チルト

④APS-Cサイズミラーレス一眼においては、以下の様な傾向があり、バリアングル派は少数である。

APS-Cサイズミラーレス一眼における各社の背面モニター可変方式
クラス ソニー フジフィルム キヤノン ニコン
上級機 自撮り可能チルト バリアングル 自撮り可能チルト 自撮り可能チルト
チルト
中級機 自撮り可能チルト チルト バリアングル
初級機 自撮り可能チルト 固定

⑤フルサイズミラーレス一眼においては、以下の様な傾向があり、バリアングルを採用しているのはキヤノンだけである。

フルサイズミラーレス一眼における各社の背面モニター可変方式
クラス ソニー キヤノン ニコン パナソニック
上級機 チルト N/A N/A チルト+横開きバリアングル
3方向チルト
中級機 チルト バリアングル チルト
初級機 チルト バリアングル チルト

⑥これらを俯瞰して見ると、チルトとバリアングルのどちらかが多いとは明確には言えないものの、撮像素子が大きくなると徐々にバリアングルが減っていく傾向は見て取れる。

⑦ただしその例外はキヤノン機である。

そんな訳で、今後キヤノンがフルサイズ機においてもバリアングルを採用し続けるのか、それともどこかで方向転換するのかが、今後の注目点と言えそうです。

すなわち、もしキヤノンがフルサイズ機をチルトに変更したら、市場機の大半はチルトになり、そうでなければ今後も混迷が続くという事です。




チルトとバリアングルのどちらが優勢なのか





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